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モッズコート~青島俊作は夏でもM-51なのか?~

2012.12.12 Wed
おつ~ろなです。

今年は、すっかり、アマチュア芸能ジャーナリスト(アイドルジャーナリスト?)として「AKBプロジェクト」、そして進行中の「キャンディーズプロジェクト」に関する記事に多くを費やしてしまったのだが、僕には「衣料ジャーナリスト」(アマチュア)という肩書きもある。

洋服関係の記事を読んで下さっている方々は、今年の僕の記事群に戸惑いを感じてしまったかも知れないが、アマチュア衣料ジャーナリストとして書くべきネタはまだまだある感じ。

ということで、今回の「ズーテングルーヴ洋品譚!」は、満を持して「木工(モッズコート)」を取り上げてみたいと思います。

ここ5年位で一気に需要が高まり、ヘヴィアウターとして定着した感のあるモッズコート

検索キーワードで「モッズ」と入れるとすかさず、「モッズヘア」や「ザ・モッズ」を差し置いて「モッズコート」と出てくる位、確固たる地位を築いている訳であるが、いつ頃から「モッズコート」という呼び名がついたのだろうか?
おそらくその呼び名は日本でしか通じない。日本のアパレル業界が付けたくさい(ペディアにもそう書いてあった)が、強いて言えば「モッズパーカー」の方が近いといえる。
それは「モッズコート」と呼ばれるアウターの元ネタが「M-51」あるいは「M-65」の「シェルパーカ」タイプのものを指すからだ。

~モッズコート以前 レインボーブリッジを封鎖出来なかった男の功績?功罪?~

「モッズコート」と呼ばれる以前は「青島コート」とも呼ばれていた位、M-51(シェルパーカー)は青島俊作の物であった。
青島俊作が着ていたのはM-51のシェルパーカー

さすがにモッズシーン関係の人は言わないが、モッズと親和性の高い「和モノ」や「ガレージ」シーンの人でも、シェルパーカーを着た僕を見て、未だに「青島くさくね?」と言う位、モッズ<青島なブツなのだ。
61c1d581.jpg
トレードマークとなったM-51は青島が警察官になったその日に購入し(もとはシステム会社のスーパー営業マンだった)、購入時に店の気さくな店主に安くしてもらったものらしい。
実際のテレビシリーズでは「中田商店」製の物を着用、後にヒューストン製のレプリカに変更になったくさい

青島がモッズだった訳では無く「ガンマニア」だった点からのチョイスでは?とペディアには書いてあったが、「俊作」という名前を「探偵物語」の工藤俊作からとっているところをみると、工藤がヴェスパに乗っていたのをうけて「モッドなアイテム」をチョイスした可能性もあり?

ドラマのヒットによりM-51のシェルパーカーは日本中に知れ渡る事となりメンズのアウターとして認識され始めたが「青島コート」という通り名がついてしまい、M-51の名前はあまり浸透しなかった。そんでもって当然、モッズカルチャーに注目が集まる事もなかった。
しかし、「モッズコート」という呼び名がアパレル業界で出始めたのは90年代と書いてあったので、この人気をアパレル業界が見逃さなかった事は確かだろう。

~M-51とM-65どう違う?~

ということで、「木工」には「M-51」と「M-65」があるわけだが、どう違うのか?そもそも「M○○」って?

「M-51」とは米軍の極寒防寒衣料の51年型モデルの総称。その中で「シェルパーカ」と呼ばれるものが「木工(モッズコート)」と呼ばれる。「M-51」の中には「フィールドジャケット」と呼ばれる物もあるので「M-51」が全て「木工」である訳ではない。
「M-65」も上記と同様で米軍の極寒防寒衣料の65年型モデルの総称である。

M-1951_PARKA_SHELL.jpg
M-51のシェルパーカー
48383112.jpg
M-51のフィールドジャケット
シェルタイプと違いフードが無く、丈が短い。
フィールドジャケットはM-65の方が有名かな
M65 (フィールドジャケット)

「モッズコート」という定義は日本のアパレル業界におけるものなので、大雑把にミリタリーなアウター全般をさしていると考えると「フィールドジャケット」も含まれるのかも知れないが、テンズ用語でいう「木工」は「シェルパーカ」の事を指す。ま、どうでもいいか~(笑)
さらに、「モッズコート」という位だからモッズの連中が着ていた事に由来する訳だが、モッズのムーブメントは66年には崩壊していると考えられるので、リアルモッズが着ていたのはM-51の方であろう。

実際の「M-51」と「M-65」違いついては以下のサイトで非常に詳しく書かれている方がおられるのでそちらを参照したほうがよろしいでしょう。

M-51Parkaに関する2,3の事柄
http://parkashell.exblog.jp/14791480

違いを簡単にまとめると、

・M-51はフードがシェル(本体)に直接ついているのに対し、M-65は着脱可能
・M-51は肩にエポレット(肩章、ショルダーループ)がついている。M-65には無し

が大きな違いで、他には使用ボタンの違いやステッチの違い等が見受けられる。

~モッズは何故シェルパーカーを選んだのか?~

モダーンズ、所謂「モッズ」のムーブメントについて、ここでは詳しくは触れないが、簡単に述べるとモッズの起源は50年代末期のロンドン郊外、トッテナムやスタンフォードヒルといった服飾産業に従事する人々が多く住んでいた地域のサブカルチャーと言われている。
ファッションとしては、そこに住んでいた若者(主に中産階級のユダヤ人)達が、既に流行遅れとなってきていた「エドワーディアンルック(テディボーイスタイル)」を刷新する形で取り入れたイタリアンルックが源流。

テディボーイについては以下、参照
エドワードジャケット~リージェントストリートにジョンレノンはいたのか?

丈の短いモヘア素材のジャケにショートポイントカラーのシャツとナロータイ、タイトなストレートパンツに先の尖がったウィンクルピッカーシューズというのが「ショキモ(初期モッズ)」のユニフォームであった。
2094.jpg
ウィンクルピッカーズというトンガリ靴はテディボーイの時代から好んで履かれていた。僕もウインクルピッカーズを持っていたが、ヒールが高くて階段でこけた際に、なんと両足のヒールがもげてしまい再起不能になった~
写真はラバーソールで有名なジョージコックスのブツ
http://xn--cckzaltaia1f4bxu2h.com/archives/861

「ショキモ」のテーマは「ダンディズム」要するに紳士服の世界だ。今でいうと「LEON」とかに出てくる「チョイ悪」的な感じ?で、7,8年前からよく見る「プレッピー」の様な若者の「キレイ目」ファッションとはちょっと違うかもしんない。
いずれにせよ、よごれちゃマズイ恰好なんで、モッズは「汚れない工夫」をしなくてはいけない。
そこで当時大量に出回った米軍払い出しのM-51シェルパーカーは「シェル」というだけあって、まるで寝袋の様に全身を包んでくれる為、恰好のアウターとなったと思われるが、初期の段階から着用されていたのかどうかは疑わしい。イタリアンルックを取り入れ、ダンディズムを掲げた洒脱な「ショキモ」連中が泥臭いミリタリーパーカーを身に着けるだろうか?
モッズムーブメントは労働者階級へ流れて行きピークは63年と言われるが、その頃にもたらされた可能性も考えられる。新しい物好きの「ショキモ」達はもうシーンを去ってしまっていたので、ローギア(ポロシャツにリーバイス的なスポーティな恰好)主流になってきた時期に定番化したアウターだったのかも?


なかなかいい映像なんで雰囲気を出す為にのっけておきます~。モッズの変遷です。

~モッズコートの「モッズ」はどう言う意味ですか?~

「モッズコート」という呼び名が定着したのは、レディースに移植され大流行した事が大きな要因であろう。
楽天やZOZO、冬になると大量のレディース「モッズコート」がアウターコーナーに溢れかえり、109の人気ショップ「セシルマクビー」なんかまで「モッズコート」を手掛けている。
「モッズ」の意味すら知らない人も多く「Yahoo知恵袋」には、モッズコートの「モッズ」はどう言う意味ですか?なんて残念な質問が出てくる始末。
モッズコートの大流行とは裏腹に「モッズシーン」はいつまで経っても血のめぐりが悪く、おっさんやおばさんの同窓会と化しているのがなんとも悲しい現状・・・

いつ頃から何故、モッズコートが女子にもたらされることとなったのか?

流行のピークは3年ほど前らしく、現在ではもう定番アウター化しているというのが現状。
トレンチやダッフル、ピーコートと同じく、軍物アウターであるので機能的防寒着として定番化する意味はわかるのだが、何かきっかけがあったのだろうか・・・
数年前の「フェミニン」とか「ガーリィ」とかいうキーワードが飽和状態にあり、その反動として「マニッシュ(男性的)」テイストが支持される様になったとか書いてあった。
ここでまた文化論やジェンダー論を持ち込むとややこしくなるので、要するに「飾らないで着れて機能性が高い」点と「世代を選ばないで着れる」点が大きな理由であろう。
「可愛い!」とか「お洒落!」とかも書いてあったが、正直ピンとこない・・・。

確かに裾がフィッシュテイルになってるというチャームポイントはあるが
parka 1
後ろの裾が斜めに真ん中が割れている~ズーテン度高めポイントだ

「青島コート」は「モッズコート」となりガールズアウターとして生まれ変わった。

ちなみに海外では「フィッシュテールパーカー」と呼ばれるのが一般的くさい感じ?


~おんなこどもには着られない、戦う男のアウター~

上記でも述べたが、定番化しているアウターには軍用であったものも多い。
トレンチコートはバーバリーによって英国陸海軍にもたらされたものだ。

トレンチコート(ぺでぃあ)

BurberryTrenches.jpg
第一次世界大戦のトレンチコート。
トレンチとは塹壕(ざんごう)、弾除けの為の溝とか穴のこと
ハードボイルドムービー、所謂フィルムノワールの中で、ハンフリーボガートなんかがスタイリッシュに着こなして人気が高まり、「クールな男のアウター」的なイメージが定着した。
d0222585_1057219.jpg
トレンチといえば、ボギー!
10代の頃はこんなのに憧れてたっけな~

ピーコート及びダッフルコートはイギリス海軍の外套として知られている。ピーコートの方はフランスの漁師のアウターとしても有名。

51L+M0RYIuLSX352_.jpg

ザ・コートスタイルという雑誌の表紙を飾るスティーブマックイーンのセーラールックによるPコート。画像は映画「砲艦サンパブロ」より


ダッフルコートは二次大戦後に不要となった余剰在庫が売れまくり、販売を行っていた会社がその人気に目を付けた。自ら製造、販売を行うべく立ち上げた会社がダッフルコートで知られる「グローバーオール」である。
lg_191030o07_tag.jpg
グローバーオールのタグ

もとは北欧の漁師の仕事着だったダッフル。手袋をしたままでも留められるトグルボタンが評価されて二次大戦でイギリス海軍に採用されたらしい。
img_567417_39116645_0.jpg
「第三の男」のなかでのトレバー・ハワード
ベレー帽にダッフルという、イギリスでは有名なモンゴメリー将軍スタイル

上記アウターは世界中に広まり男女問わず着られる定番の外套となった訳だが、これらがイギリス軍経由のものでルックスもスタイリッシュだったのに対し「木工」はアメリカ陸軍用でルックスも戦闘色全開のガチなもの。
レディースに移植され、大流行するイメージは皆無であるが・・・

流行しているシェルパーカーモチーフの「モッズコート」は、シェイプアップされているものが多く、本来の魅力である「シェル」感が薄れている。
本物のシェイプは屈強なアメリカ兵がフィールドジャケットを着て、さらにその上から羽織る事を想定しており、レディースに移植するにはあまりにも無骨すぎるので、いた仕方ないところではある。
僕が持ってる「木工」はM-65の70年代物のデッドストックであるが、サイズがSにもかかわらず兎に角、クソでかい。XSやXXSもあるようだが、それでも本物はデカすぎて女子が着るのは難しいだろう。

木工(8)
僕のM-65シェルパーカー

木工 (6)
EXTREME COLD WEATHERとある様に極寒仕様の為、保温性が高い。そして兎に角でかくて、まるで寝袋の様。
実際、寝袋的な機能も果たすよう作られているのであろう。

過酷な条件下にも堪えうる、まさに戦う男のアウターなのだ

20121214mods.jpg
モッズの人達もやっぱりブカブカ、女子?が着てるのが写ってるが超ブカブカ~

jimmy-quadrophenia-parka1.jpg
おなじみのジミーもブカブカ

あんまりタイトだとスーツを傷つけてしまうので、ブカブカがちょうどいい感じ
僕は173cmなのだが、Sを着てもLを着ている様な感じです。
でも、それがズーテンライクな着こなし。

やはり「木工」とはブカブカに着るのが一番カッコいい着こなしであり、スタイリッシュにシェイプされた現行のブツとは別物だと考える。

クリップボード03
RightOnのCMより、モッズコートの蒼井優。「木工」ではないけど、見事なフィッシュテール、コヨーテファーもいいなぁ。

ということで「モッズコート」とはM-51やM-65をモチーフとしたレディース向けのアウターの事であり、テンズ用語でいう「木工」と「モッズコート」は異なるものであると定義する。

~木工探し~

本物のM-51やM-65のシェルパーカー自体はサイズ及びコンディションを問わなければ玉数も多く探索の難易度はそれほど高くないかも知れない。
相場は1万円台かな~、それ以上すると高い印象。
しかし、SやXS(XXSサイズのものもあるっぽい)の様な日本人向けサイズのブツをデッドストックコンディションで探すとなると、ハードルも値段も倍以上になりそうだ(M-51はかなり困難かも)。

テンズ的には、この辺の店を張っておけば、見つかるかもしんない~

ACE IN THE HOLE
http://item.rakuten.co.jp/ace-ace/c/0000000102/

WIP
http://item.rakuten.co.jp/auc-waiper/c/0000000420/

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ニットプルオーバーシャツ~俺の夏のワードローブ~

2012.06.07 Thu
おつー

六月になりましたが、六月といえば、衣替え。

今年は昨年に続き節電ということでスーパークールビズなるものが話題に上ってきていたが、それ程浸透はしていない模様。
暑い日でもポロシャツなんかで出勤しているサラリーマン的な人は殆ど見かけない感じ。

とは言え、街中では半袖シャツの人が大分増えて来てるので、今回は半袖シャツの話しをしてみます~


僕がシャツを選ぶ時のポイントは、一に襟、二に袖口となるので、やっぱり長袖が好きなのだが、半袖シャツも相当持っている。

半袖シャツといっても、前開きのいわゆるボタンスルーのシャツは少なく、うちにある半袖シャツの大半はプルオーバーシャツ。
頭から被って着るやつね~

プルオーバーシャツの代表と言えば、やはりポロシャツ。

七十年代のポリシャツなんかもあるが、プルオーバー界は今も昔も圧倒的にポロシャツの世界である。

そんな中で僕が近年、熱をあげているのがニットのプルオーバーシャツだ。

ニットポロなんて言われたりもするが、ちょっとこだわってポロシャツとは分けて語ってみよう~


タゲマアイコン ポロシャツの基本的な仕様

m1200x748xs_1.jpglacoste-polo-shirts-p07.jpgPOLO_LACOSTE__T-shirt.jpg
毎度おなじみ、ポロシャツ御三家といえば葉っぱとワニと馬~
鹿の子ポロ。ポロシャツとは呼ばれてるものの、テニスとかゴルフウェアの印象が強い
葉っぱもワニもテニスプレイヤーだし、後発の馬はトラッドウェアのコレクターくさい

~襟~
襟はショートポイントでセミワイドな感じが一般的なポロカラーの仕様

~ボタン~
ボタンは二つが基本で、三つのもある。

~裾~
2006_05101007000041.jpg
これは何とも言えないところであるが、ラコステなんかによく見られるスリットが入っている仕様もポロシャツの特徴の一つであろう


タゲマアイコンニットのプルオーバーシャツ

この手のブツでもっとも良く知られているのはシーアイランドコットンを使ったジョンスメドレーのニットポロだろう。しかし、非常に高価だ~
ポロシャツなのに三万超えとは何事だ~。

jhon01.jpg
1784年創業の超老舗ニットメーカーのジョンスメドレー
シーアイランドコットンという、高級素材を使ったニットポロは極めて上品な肌触りでとてもデリケート
プライドを傷つけないよう丁寧に扱ってあげないといけない、難しいやつでもある。

奴隷のニッポロは例外で、他のプルオーバーニットの多くは対して人気も無く、値段も安いがそのパフォーマンスたるや、夏服の中でも、最もグルーヴィなブツと言えるだろう


タゲマアイコンニットプルオーバーシャツの基本仕様

~襟~

写真 (6)

もっとも特徴的なのが、やはり襟。

ポロカラーに比べて大きな襟は、トップまでボタンを閉めた時に極めてエレガントな首周りを演出してくれる。
襟元から襟先にかけて緩やかなカーブがついているものが特にズーテン度が高く、理想的。
大きな襟はフェミニンな印象も与えるが、やはりボタンはトップまで閉めて着たい。

~ボタン~

ボタン
ポロシャツのボタンは二つボタンが主流なのに対し、こちらは四つボタンが多い感じ

~ライン~

写真 (9)

襟淵や前立、袖口にラインが施されているものがポロシャツよりも多く見られ、その気の利いた小粋なアクセントが、大きな襟に更なるグルーヴを与える。
あとは、胸ポケットが付いているブツも多いかな~


~ブランド~

ポロシャツには周知の通り三大巨頭が存在する。イギリスのフレッドペリーとフランスのラコステ、アメリカのラルフローレンだ。

しかし、これらのブランドはニットのプルオーバーシャツというのはあまり手がけていない印象。

イギリスの高級ニットメーカー、ジョンスメドレーのニットポロの様にセレブ仕様のブツはハードルが高すぎる・・・

もう少し庶民的なブツは何処にあるのか?

それはアメカジの中にあった~

アメリカには、三大ストアブランドと呼ばれるカタログ通販で有名なブランドがある。

「J.C.ペニー」「モンゴメリーワード」「シアーズローバック」である。

これらのブランドは1890年代頃からカタログ通販を開始(J.C.ペニーが通販始めたのは1960年代からみたい)。
実店舗展開も併せて、20世紀のアメリカを席巻した。

IMG_0496.jpgmontgomery ward catalog 1895
シアーズとモンゴメリーの昔のカタログ

衣類の販売のみならず、こんなのや
2826631091_1d4df0bf84.jpg

こんなのまで売っていた~

tombstones.jpeg
特にシアーズのカタログは「聖書の次に読まれている本」とまで言われていたっぽい


そして60年代に入って参入したJ.C.ペニーのカタログ
boots-jcpenney.jpg

「J.C.ペニー」「モンゴメリーワード」「シアーズローバック」は、それぞれアメリカ古着では定番のブランドを幾つか持っていて(例によってまた長くなりそうなので割愛・・・)

特にプルオーバーニットに関してはJ.C.ペニーのタウンクラフトというブランドが多く出回っている様な気がする(アメリカ古着はまだ初心者なので、あくまで僕の現状の感覚ですが・・・)。

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タウンクラフトは唯一、現存するブランドで、未だに衣類通販のシェアは全米でもトップクラスらしい~

そんなタウンクラフトの他に、プルオーバーニットとなると、60~70年代にグルーヴィなニットを量産したピューリタンというニットメーカーがあげられる。
tumblr_kxyceqX7N11qz6f9yo1_500_convert_20100429200424.jpg


50~70年代、かつてのアイビーやらプレッピー?的なブツを数多く手がけたこれらのブランドはタマが多く、レギュラー、ビンテージ問わず多くのショップに息を潜めている。

アメリカ古着では定番の彼らだが兎に角、大量に出回っていて、プルオーバーニット等は特に人気が高い訳でも無いので、レギュラーショップなんかでは、千円位でグルーヴィな代物を発見出来たりする。

~メッシュ~

60~80年代には結構作られたようで良く見かけるのがメッシュのプルオーバー

メッシュだとフレッドペリーのビンテージメッシュポロが希少かつ人気も高く、結構な値で売っている

写真 (5)
うちの葉っぱのビンテージは二枚。
左のメッシュというか、ワッフルなやつと、ボーダーのパイルニット。
どちらも、バーガンディ~

葉っぱ以外になると、これまた人気が無くて、超特価で売られている感じ。

だが、しかし

襟力はかなり高いブツが揃っていたりするので油断出来ない~

写真 (7)写真 (11)
左は楽天で千円位、右は近所の古着屋シカゴで千円位~。マルボロシャツってコーナーにあった~
マルボロシャツって何?(笑)

値段は葉っぱビンテージの10分の1以下の彼らだが、個人的には同じ位気に入っている。

襟力ハンパ無い!!


~バンロンシャツ~

随分前に一度書いた事があるがそれ以来、夏が近づくとつい探したくなるのがバンロン素材

100606_151023.jpg
少々厚手で、とても肌触りがいいこの化繊を得意としているのが、前述のニットメーカーピューリタンだ

うちにあるピューリタンのバンロンシャツ
100606_150908.jpg写真 (8)写真 (9)
縁取りがステッチ加工だったりボタンが包みだったり、ズーテン度は相当高い~
ちなみに左と真ん中のブツはヴィンテージショップで5000円位、右は、古着屋シカゴで1500円

コスパ最高なので、最近はピューリたんのバンロンニットプルを見つけると、すぐ買いそうになる~

毛玉になり易そうな生地でもあるので、その辺だけは注意かな~



ニット以外、ポリエステル系でもヤバい「プル雄」が見つかったりするので、興味のある方は探してみよ~

red.jpgwhite.jpg
こいつらもかなりのツワモノです!!

今年の夏も、プル雄で決まりだな~

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スクールジャケット~学校は出たけれど・・・~

2012.05.05 Sat
ご無沙汰です~

また、悪い癖で更新が滞ってしまいましたが、特に忙しかった訳ではなく

単純にサボりです~

さ~せん・・・


ということで、最近はというと

散々その手の洋服を買い漁り、さすがに滅多なブツでは触手が伸びる事も無く、以前に比べて買い控え態勢に入っていた僕でありますが、先日、僕のズーテン魂に火をつけるブツに出会ってしまった。


打ち合わせの帰り、いつもより早く帰路についたので、なんとなく近所の行きつけのズーテンショップを覘いてみる・・・

ブツは店の中ほどのディスプレイに飾られていた。


グルーヴィ且つ凛々しい、バーガンディとブラックのストライプのスクールジャケット


ということで今回は、スクールジャケットについて書いてみます~。


モッズやIVYは言わずもがな、プレッピーなぞと言われているネオIVY系、はたまたコスプレシーンまで、多岐に渡る活躍を見せているスクールジャケットであるが、古着で探すのが中々難しいブツの一つとも言われる。

スクールジャケットというからには学生服なので、保存状態が良くなかったり、サイズが合わなかったり、レディースあわせだったりと、リペア無しでそのままいけるブツは中々少ない訳だが、今回入手したブツはほぼパーフェクト!!
極めて理想的なスクジャケであった。

SJ.jpg
バーガンディ/ブラック、エンブレム無し、40~50sのものと思われるスクジャケ

多少の痛みはあったが、そして少々値が張って懐も痛んだが、まさにズーテン度MAXな佇まい


さて、スクールジャケットとは言っても派手なストライプではあるものの形はブレザーと変わらない感じ・・・

つか、ブレザーなのだが・・・

スクジャケの特徴はどんな所にあるのか、探ってみよう~

タゲマアイコン概観

先ほど学生服と書いたが、どちらかと言うと大学なんかのスポーツクラブのユニフォームだったりして、海外ではクラブジャケットなんて言われたりする。

そしてそういったものをブレザーと言う・・・

では、ブレザーをスクールジャケットと呼ぶのはどんな場合であろうか?

やはり、ストライプ柄のブレザーは、少なくとも現代の日本の服飾カテゴリではスクールジャケットと呼ぶであろう。


すくジャケall
うちにあるストライプのジャケ
左から、スタンリーブラッカーの60sダブルブレスト、mercのテーラード、AS SUPER SONICのテーラード、そして今回のブツ

特にモッズブランドなんかは大概はストライプのジャケットを作っているが、ストライプのテーラードジャケットである場合が多い(上のmercのやつみたいな)が、ラルフローレンのラグビーというブランドはかなりガチなスクジャケを作ってる~
ラルフ
ラルフ2
派手なストライプに胸のエンブレム
この二つが揃ったブレザーはスクジャケと言えるだろう

他のスクジャケの特徴としては、縁取りが挙げられる
3402816lv5.jpg
これは20~30年代頃のケンブリッジ(か、オックスフォード)大学のレガッタチームの写真みたいだが、見事な縁取りが施されている~

DulwichCollegeWhiteBlazer.png
これは、ぺでぃあのブレザーの記事に載ってた写真

タゲマアイコン詳細

スクジャケは紳士服というよりはスポーツジャケットなので、テーラードジャケットに比べると簡素に作られている。

~裏地~
SJ裏地
テーラードジャケットなんかには大抵、裏地がついているものだがスクジャケには裏地が無い

~袖~
SJ袖
袖にボタンがついていないものが多いのも特徴

~ポケット~
SJポケット
ちょっとわかりづらいが、上記のラルフのブツなんか見るとわかる通り、フラップは付いていない貼り付けポケット仕様になっている。

~ベント~
SJベント
これまたわかりづらいが、シングルのテーラードの場合、基本はサイドベンツ仕様だったりするが、こいつはノーベント

タゲマアイコン結局、スクールジャケットとは

ざっと特徴を挙げてみたが、もう一つ挙げるとすれば、シャンクボタン(金属製のメッキ)が付いていることかな

しかし、今まで挙げた特徴はそのままブレザーの特徴にあてはまる~

結局、スクジャケとはブレザーのことで、中でもエンブレムが付いていて、ストライプだったり縁取りが施されているブレザーを特にスクールジャケットと呼んだりする感じである。


ということで、スクジャケというよりはブレザーの記事になってしまったか~

でも、今回のはシングルブレザーの話

ダブルのブレザーもあって、そちらはリーファージャケットなんて呼ばれ、海軍が絡んでくる~


その話はまた今度








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ドットシャツ~気がついたらこんなに持っていた・・・

2012.03.17 Sat
おつ~

最近はスタジオ業務が忙しく、ブログも滞り気味ですが

先日、楽天で久々にシャツを購入~(といっても2ヶ月ぶり位ですが・・・)



シャツ専門のお店、ギャルソンウエーヴというお店で見つけた
ネイビーのビックドットボタンダウンシャツを購入
(ちなみにビッグドットはもう完売してしまった~)

ピンドットや普通サイズのドットシャツはよく見かけると思うがビッグドットのシャツは
それ程見かけない。

うちにも、べしゃまの黒地に白のビッグドットシャツが一枚あるだけだ。

それ程ドット柄が好きな訳では無いのだが、何枚位持ってるのかこの際数えてみようとおもい
引き出しからドットシャツを引っ張り出して見ると

うちのドットシャツ
べしゃまやメルク、クールスキャットといった定番ズーテンブランドから
70年代の日本製やタウンクラフトのポリシャツ等の古着まで総勢12枚
ドットのサイズも様々だ~

やっぱり意外とドット柄好きなのかもしれない・・・

となるとドット柄シャツの歴史を調べてみようということになるのだが

満足な資料が見つからない・・・

とりあえず、20世紀初頭にはもうドット柄のシャツが存在していた事だけはわかった感じ

しょうがないのでドットのサイズによる呼び方の違いだけでも説明しておきましょうか~


タゲマアイコン ピンドット


1~2ミリくらいの細かなドットは一般的にピンドット

dotshirt1.jpg
奴隷(ジョンスメドレー)のピンドットのラウンドカラーシャツ

ピンドットは目が細かくなると小さい画像では確認が困難だ~


タゲマアイコンポルカドット

1~2センチサイズの大きさのドットはポルカドットと呼ばれるが
所謂、普通のドット

単に「ドット」とある場合は大抵ポルカドットの事をさす

12911482_o2.jpg

クールス(クールスキャット)のポルカドットシャツ


タゲマアイコンコインドット

でかいドットはこう呼ばれるみたいだが、

でかいドットの場合でも「ポルカドット」と表記されている

場合もある感じ

102_3178.jpg

べしゃまのコインドットシャツ~


という事で、今回ドットシャツが12枚もある事がわかった~

これだけあればもうドットは充分なので、暫くドット系は控える方向で行きたいと思います~




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カフリンクス~ タゲマのカフリンクスが・・・ 

2012.03.04 Sun
先日、長年愛用していたタゲマのカフリンクスが片方どっかに行ってしまった~

お気に入りだったのに・・・泣

カフリンクスとは和製英語でいうところのカフスボタンの事

ゲイカルチャーの影響やピーコック革命によってユニセックス化が進んだ60年代後半以前、男子のアクセサリーといえば、タイバー(タイピン)かカフリンクス位しかなかった。

ということで、今回はカフリンクスについてちょっと書いてみます~

タゲマアイコン カフリンクスの歴史

男子用シャツの留め具は中世から存在していたくさいが、カフリンクスの原型となると、時代の変化により男子のファッションが簡素でストイックなものになっていった19世紀になる。

「スーツにワイシャツにタイ」という現代の紳士服の概念が出来上がった19世紀、ワイシャツの袖はバリバリに糊付けされているのが定番だったらしく、カフリンクスでなければ留められなかったらしい。20世紀に入りビジネスの多様化とともに、とくにデスクワークの人間にとっては糊付けされた硬いカフは邪魔くさいものとなり、ボタンでとめられる柔らかいカフが出回るようになる。

ストイックな紳士服の世界で、さり気無いお洒落を演出するにはカフリンクスは必須な訳だが、カフをエレガントに見せる為には、柔らかいカフではどうも締まらない・・・

そこで登場したのが、ダブルカフス

ダブルカフスとは長いカフを折って分厚く硬くし、カフリンクスで留めるスタイル
フレンチカフスとも呼ばれるが、フランス由来ではないらしい

写真 (3)

僕ん家のダブルカフのクレリックシャツにタゲマのカフリンクス

シングルカフの中にもコンバーチブルカフスといって付属のボタンでもカフリンクスでも両方対応してるやつもある

写真 (5)

コンバーチブルなワイシャツは割りと一般的ではあるが、僕んちで最もズーテン度高いコンバーチブル
はこれ。袖口が極めてエレガントなロールを描いている「フィッシュテイルカフ」仕様

まぁカフに関してはまた色々ネタがありますんで、今回はカフリンクスに話を戻します~


タゲマアイコン カフリンクスの種類

チェーン式

表と裏をチェーンで繋いだ最も古いタイプで、裏にも装飾があるのはダブルフェイスなんても言われる

34677724.jpg

800px-Double_panel_cuff_links.jpg

ちなみに僕はまだチェーン式は持ってません~

スウィヴル式

棒を通して折り曲げる、一般的なやつ

カフリンクス

ぼくんちにあるのは、全部スウィヴル式ですな

スナップ式

二つに分かれていてスナップボタンで留めるタイプ、20~40年代に流行ったらしい

SnapCuffLinks.jpg

なかなかズーテン度高めのブツがありそう、僕も欲しい~

紐式

最近よくみかける簡易な紐状のやつ

silkknotall.jpg

こんなダサイやつ、僕はしません~


スーツの着こなしマナーでは、袖から見えるシャツの長さはハーフインチ(13㎜)と言われてます。

だから、腕を下げた状態ではカフリンクスは見えない・・・

腕を曲げた時にさり気無く見え隠れするカフリンクス

何とも風情のある大人の遊び心である




Theme:メンズファッション | Genre:ファッション・ブランド |
Category:ズーテングルーヴ洋品譚! | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |

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