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グルーヴ探偵ろな 第十八傷 「歌無彦、テンズになる」

2010.09.11 Sat
ハードボイルド探偵小説~グルーヴ探偵ろな!~


※これは小説です!

ついでに、この作品はフィクションなんで、実在する人物、団体とは基本的に関係無いっぽい感じです…




すっかり隔週更新となってしまったこのブログですが、今回のお話はテンズシーンの話

つか、「テンズって何なんだ?」と大概の方は思うでしょうが、テンズとは楽天で60sな洋服を買ったりする連中から出現したシーンで「楽天モダーンズ」の略称である。

参考 : そもそもズーテンって何なんだ

俺はグルーヴ探偵ろな、傷だらけさ

最近はすっかり現役引退をしてしまったが、俺はかつてテンズと呼ばれる連中の間でフェイスとして君臨するほどの存在であった

今夜は定期的に行われている傷だらけのテンズイベント、「2-4-6-8-10」、通称「ニシロヤ」に久々に顔を出すべく、テンズのホーム的なライブハウス「フライングソーサークラブ」に向かっている、泣きながら…

とりあえず俺に仕事をくれ~

それでは、第十八傷スタート!!


○月×日 フライングソーサークラブ


当方、完全プロ志向 ヤンキー不可か…

フロアへ向かう階段に貼ってあるメンボを見ながら、ふと階下に目をやると、見覚えのある一人の男が立っている



俺が以前、猫みたいな女子に「ジーンセバーグに謝れ」と言われた髪型を彷彿とさせる、見事なセシルカット

真っ青なモヘア地をベルベットで切り替えたズーテン度高めのモッズスーツ

その男は、決してこのシーンで見かけるはずの無い男だった

何故、奴がテンズシーンに?

他人のそら似か?

しかし、いくらドレスアップしても隠すことの出来ない、あの朴訥とした雰囲気は間違いなく奴のものであった


男の名前は、辺津 歌無彦(べつ かむひこ)(辺津の登場回はリンク先参照)


かつて、俺と同じ探偵事務所に勤め、後に傷だらけの演歌歌手となった、あの男だ…

先月に発売された新曲「辺津カムカム節/cw 辺津カムカム音頭」も好調で、有線チャートに近い感じのランキングで五週連続トップ10入りを果たしている

てっきり、全国の場末のスナック営業周りで傷だらけになっていると思っていたが…

こんな所で辺津に会うとは

声を掛けようと近づいた俺に気付いた辺津は、若干恥ずかしそうな顔をして寄ってきた。


「 ろなさ~ん、ひさしぶりっすね~、その節はさ~せんでした… 」


「 いやいや…、つか、お前どうしたのその格好? 」


「 俺、実は憧れてたんすよテンズ…

だから俺のバックバンドの連中と一緒にテンズバンド結成しちゃいました~

勿論、シークレットなんで俺もこのバンドでは、辺津 歌無彦じゃなくて、乱舞 烈太(らんぶ れった)ってステージネームでやるんすよ

どうすかね?
 」


「 いや…、あの… 」


「 俺、ちゃんと楽天とタゲマのタトゥーも入れたんすよ~ 」

そういうと、辺津はビシッと決めたモッズスーツをわざわざ脱ぎ始め、左胸に入れた楽天とタゲマのタトゥーを見せてきた


r.png
辺津 歌無彦の楽天タトゥー(イメージ画像)、つか、楽天市場じゃね~か!



「 どうすかね? 」


「 いや…、あの… 」


辺津よ…、色々間違っているぞ、なんだよ乱舞 烈太って

そもそもテンズは、現代の粋を追及する、真の意味でのモダーンズなのであって楽天のサポーターとかでは無い、まあでも久しぶりにあった訳だし、本人は至って真剣な様なので茶々を入れずに話を聞いてやろうか…


「 で、どんな曲やってんの? 」

「 オリジナル中心にやってくつもりすけど、今回はまだあんまり曲が無いんでカヴァー中心すね
あ、セトリ的なものありますよ
 」


そういうと、ベルベットのフラップの付いたチェンジポケットから曲順の書いた紙を取り出した


「 えーと、マンズ・マンズ・ワールドにゴーイン・トゥ・ア・ゴーゴー、アイム・ザ・フェイス…そんで
 
シャ・ラ・ラ・ラ・リー… バイス?

え? 

なんだよこのシャ・ラ・ラ・ラ・リーバイスって
 」


「 俺のおきにの501を歌ったオリジナルっすよ、言っておきますけど、あの曲とは全く関係無いっすよ 」


「 いや…、つか…

お前まさか…、バンド名、アルファベットで書いてたからちょっと気が付かなかったけどバンド名も
 」


「 シャラララリーバイスですけど、どうすか…? 」


「 ・・・ 」



傷だらけの新人演歌歌手、辺津 歌無彦のテンズバンド「シャラララリーバイス」は、フロアの微妙な反応にもめげず、初ステージをなんとかこなした。

ちなみに、次回のライブの予定はまだ決まっていない…


■次回予告


次回から、いよいよ新シリーズ~完全プロ志向編~が始まるかもしれません。

ネタはしこんでありますので、どうぞご期待的な…




~辺津 歌無彦~

今度の歌無彦は小粋なニューリズム演歌!!

辺津 歌無彦、2ndシングル


「 辺津カムカム節/cw 辺津カムカム音頭 」


有線チャートに近い感じのランキング、無駄に5週連続チャートインくさい…


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Theme:自作連載小説 | Genre:小説・文学 |
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グルーヴ探偵ろな 第十七傷「メロンの気持ち…なんてわかんね~よ」

2010.08.15 Sun
ハードボイルド探偵小説~グルーヴ探偵ろな!~


夏、真っ盛りの午後

俺は今日もひとり甲子園中継を見ている、泣きながら…

助手の木村”チェリー”よなは「夏休み」とかで実家に帰ってしまった

多くの人にとって「最も長い夏休み」というのは学生時代の夏休みという事になるだろう、しかし俺の場合は…

まぁ、いいか…

俺は休日なんて欲しくない、とにかく俺に仕事をくれ

そんな事を考えながら、俺は今日も甲子園中継を見続ける

それが終わったら、勿論レトロスナック「蒼林檎」へ直行なのだ

俺はグルーヴ探偵ろな、傷だらけさ


レトロ喫茶蒼林檎


お盆休みの所為か、一般のお客の姿は見えない

カウンターで鈴の木さんが、黒いエプロン姿でクリームソーダを飲みながらココナッツアイスを食べているだけだ

俺はいつも通り鈴ノ木さんの隣の席についた

ろな : すずっち、お疲れす。クリームソーダにアイスって…

鈴 : いやぁ、俺、はんだ作業が多いじゃないすか

夏にはんだごてはやばいっすよ、もう熱くて熱くて

なもんで、毎日アイスばっか食ってるんすよ~


ろな : そうなんすか…

足元に置いてあるバッグから、はんだごてが覗いている…

以前にちょっと触れたと思うが、元刑事っぽい感じ?の鈴ノ木さんは電子工作が得意で、特に音楽機器系のブツの製作には定評のある男だ

ちなみに情報屋でもある…

鈴 : 最近はあれがお気に入りでね、復刻版キャンレディ…

ろな : キャンレディ?それって堀ちえみがCMしてた飴ですよね、子供の頃ホワイトデーのお返しに近所の女子に渡したっけな~、キャデリーヌじゃないすか?松田聖子がCMやってたチョコバー的なやつ

鈴 : あ、そうそうキャデリーヌの方だ。あれ最近復活してホームパック化されてんすよ
しかしオリジナルのキャデリーヌ出た時は衝撃受けましたよね、子供向けが前提だったアイスバーの世界に箱入りで価格も100円超えっていう


キャデリーヌ cadeline.jpg
紙箱に入ったキャデリは来たる平成のプレミアムアイスに先駆けた早過ぎるアイスだった、現在では復刻版の他、マルチパックも発売されている。聖子のシンプルなCMもグッド(画像クリック)

ろな : たしかにね、昭和の時代はアイスバーなんてのは大概50円で当たり付きってのがデフォルトだったからな。ガキが掃いて捨てる程いた時代(80年代)だったから、馬鹿みたいなアイスいっぱいありましたよね


グリコ、森永、雪印みたいなメジャー系が基本、正統的なブツをリリースしていく中

80年代、刺激を求める糞ガキ連中のニーズに応えるべく、数々の力技アイスが生まれた

これらを総じてニューウエーヴアイス…いや、ニュースクリームとでも呼びましょうか

古老ホームランバー(今年で50周年?)等の低価格当たり付きアイスキャンディをベースに奇抜なネーミングやパッケージに身を包み、派手なカラーリングや斬新なコラボレーションで、糞ガキどもを魅了した

色々あったはずなのだが、画像が入手出来ず、手軽に見つけた物を紹介しよう


ガリガリ君

5.jpg

ニュースクリーム出身で最も成功したガリガリ
今や日本一売れているアイスとなってしまった
今年も好調で品薄が続き出荷が間に合わない事態が発生している


ガムンボ

ガムンボ

文字通り、アイスの棒がガムになっている
しかし、アイスの中でガムが凍っているのでメチャメチャ固く、子供の力ではとても噛める代物ではなかった


おにぎり村

おにぎり村

ロッテが発売したおにぎり形アイス、アイスバーでは無いが、コラボレーションアイスの傑作「雪見だいふく」を生み出したロッテならではの遊び心にニュースクリームならではのグルーヴを感じる


鈴 : そういえば凄いのありましたよね、舌が紫色になるやつ

ろな : あ、クロキュラー!!!


クロキュラー



ロッテが85年頃に発表したニュースクリーム界最大の問題作、ホラーとアイス、古典的解釈で夏の風物詩を見事にコラボ



アイスとは思えない黒いボディの中には血をイメージした真っ赤なジャムが入っている、ブラッドオレンジっていうネーミングセンスもなかなかだ

食べると唇と舌が紫色になるという、スプラッターテイストが、当時の馬鹿な糞ガキの間で流行となり、調子にのって赤バージョン、アカキュラーも登場

 img_1479091_43588762_2.jpg
ナイスなCMをTubeで発見(画像クリック)、こちらは中身が黒いアップル…

しかし所詮色モノ、人気が長続きする訳も無く早々に姿を消すこととなるが…

なんと06年頃、ロッテとローソンの手によって復刻版がリリースされた模様

img_1000208_13933368_0.jpg
売ってるの見たこと無い、たぶんもう売ってないかも~

鈴 : でも俺、そういうのより、記憶にあるのはどっちかって言うと高級アイスかな、レディボーデンとかビエネッタとか

ろな : あぁ、プレミアム系ですよね、今でこそハゲ(ハーゲンダッツ)を筆頭に色々リリースされてますけど当時はそれくらいしか無かったですからね

俺は、やっぱ宝石箱かな~

プレミアム系とは趣を異にする所があるけど、あのノーブルなお高くとまった感じ

「でも、食べちゃうと甘いのよ」的なツンデレ感が俺の卑屈なS心に火を着けるんすよ

彼女こそスノウクイーンですよ!!


img6c22af0fzik6zj.jpeg
メジャーブランドの雪印がニュースクリーム前夜、78年にリリースした至宝
宝石箱は正にクイーンオブアイス!
CMはピンクレディ(画像クリック)

鈴 : そうそう、宝石箱はピンクレディがCMですよね、やっぱイメージキャラに誰を起用するかも結構、重要かも知れないですね
イメージキャラで俺が印象に残っているのはグリコの松田聖子かな、前述のキャデリーヌもそうですけど、パナップとかカプリソーネとか…あ、カプリソーネはジュースだったかも


ろな : 昔は色々あったのになぁ、今は糞ガキが少ないからそのへんにターゲットを絞ったニュースクリーム的なやり口は通用しないんだよな

同じような理由で駄菓子に近い感じのヤツ、ビザールアイスって言うのかな?

要はユニークな形態をとっていて食べにくいやつ

例えばメロン型の容器に入ったシャーベット、メロンボールとか…

大人になると食べるのが恥ずかしくなる感じのボンボンアイスなんかも伸びないんだろうな


メロンボール

メロンボール

ビザール系の代表格といえばやはりこの井村屋メロンボール、おっさんはメロン嫌いだがクリームソーダは大好き
だったのでメロンボールも結構好き


ボンボンアイス

bonbon.gif middle_1173783159.jpg

大人になると食べるのが恥ずかしくなる感じ…

岡本理研ゴム(嘘です)の中に白いアイス、パンパンに膨らんだ球体に淫らな吸い口…
完全に大人のアイスだ

夜に恋人と食べると、傷だらけの倦怠期カップルでも、再びあの頃の様になれるらしい


ろな : あ、なんかアイスの話してたら俺も食べたくなってきた、おかみさーん、キャラメルマッキャートのアイスよろしく~

大上さん : は~い

止めたはずのタバコをもみ消しながら、おかみさんは冷凍庫の方へ目をやった




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グルーヴ探偵ろな 第十六傷「うなぎ犬は浜松市のマスコットキャラクターになったくさ…」

2010.07.31 Sat
ハードボイルド探偵小説~グルーヴ探偵ろな!~


俺はグルーヴ探偵ろな、傷だらけさ…

前回の反省会で、また北斗のネタに言及してしまい

「全然反省が活かされていない」的な指摘が…

さーせん、もうケンシロウの事は忘れて気持ち切り替えて行きます!!


それでは、第十六傷スタート

一週間前に書いたんでネタちょっと古いかも…


うだる様な暑さが続く

俺は決して暑さに弱い訳ではないが、こうも暑い日が続くとグルーヴ調査もままならない…

昨日は「土用丑」だったので駅前の「フォーチュンフィールドハウス」でうなぎを食ってみたのだが、倦怠が解消される訳も無く…

そもそも、うなぎは冬眠するので旬は栄養を蓄える秋頃、夏は最も脂の乗っていない味が落ちる時期である

つまりうなぎも夏はバテ気味なのだ

ま、それは天然うなぎの話なんでおっさんが口に出来るメイドイン○●的な養殖うなぎには関係の無い話か…


今日はチェリーも居ないし調査も進まないので、早い時間から「蒼林檎」に来ている

只今、午後3時

暑さに色々と持って行かれ、最も士気の下がる時間帯だ


それにしても、こんな早い時間からこの店は開いていたのか…

レトロスナックだというのに気が早い


暑さにも寒さにも弱いおかみさんは案の定、この暑さにグロッキー間近…

アンニュイだけど抜け目無い、いつものあのファムファタルな表情が、今日は単に覇気の無い隙だらけの顔になっている

止めたはずのタバコを吸うのも忘れる位だ…

重くなって行く目蓋とは対照的に彼女の口元は緩み始め

モンローのピンナップの口元の様に理想的な半開きの楕円を描いている

「おかみさん、ナーデハイ(注1)を…」

こくり、こくりと舟を漕ぎ始めている無防備なおかみさんをしばらく眺めてみるのも悪く無かったが、とにかく喉が渇いて仕方無かった俺は注文を繰り返した

「おかみさん、おかみさ~ん、ナーデを」


「あ、ゴメンなさい。ズーテン割ね」

手早くナーデハイを作ると、止めたはずのたばこを一服吸おうと思ったのか一本取り出してはみたが、そのまままた舟を漕ぎ始めてしまった

これじゃ気付いてくれないだろうな…

ただでさえ俺に無関心な人だからなぁ

俺はこのうだる様な暑さにもかかわらず長袖の白無地シャツを着ている

最近入手したお気に入りのブツで吉祥寺のズーテンショップ「ZOOTIE」のオリジナル、新品だ



100606_193534.jpg
しっかりとした厚手のコットン、現行物では極めて珍しい襟高のラウンドカラーがまたズーテン度高し


他にも夏ブツを数点入手したので、いつもの様に洋服薀蓄を訊いて貰いたいっぽい感じだったりしたのだが

仕方ない、今日はブログに書く事としよう

実は俺、洋服にまつわるブログを書いている

テンズファッションに特化したズーテン度の高いブログ

ズーテングルーヴ洋品譚!

興味のある方は是非読んでみてくれ~、泣きながら…


(注1) ビンの蓋がタゲマになっている傷だらけの次世代炭酸飲料「ナーデ」で焼酎を割ったもの

参考 : グルーヴ探偵ろな! 第六傷 「タゲマ愛…、傷だらけのドリンクは低カロリー」



ということで、以後「ズーテングルーヴ洋品譚!」はグルーヴ探偵ろなが書いているブログという設定で行きたいと思います~

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グルーヴ探偵ろな 第十五傷「総括 眠れる森 反省会 泣きながら…」

2010.07.24 Sat
■□ハードボイルド探偵小説~グルーヴ探偵ろな!~■□


どうも、作者の方のろなです。初めての試みとなったストーリー展開、眠れる森編がようやく終わったので、今回は総括という意味で泣きながら反省会をしたいと思います。



単にネタのストック無くなったから適当に総集編っぽい事してお茶濁そう的な感じっすよね…


ろな(以後  ) : ま、そうなんですけど…、つか、なんだよ…紹介してから出て来てくれよ~
予告通り、ゲストっぽい人を呼んでみました。まず一人目は、微妙なキーパーソン、元センターガイの森ボーイという設定もきこり系GSバンド、ザ・ブラームスも結局なんだか煮え切らない結果に終わってしまった、林田守君です。


林田守(以後 林): 全くですよ、ブラームスまでにしておけば良かったのに、あんなネタ出すからですよ…
あ、どうもお疲れ様です。林田守です


 : さ~せん…、早速、今回最大の失敗の件話さないといけないな
ネタ的には問題は無いんだけど、あのタイミングに挿入するべきでは無かった…
あ、何の事かというと、ブラームスのチョビヒゲに三回もかけて語らせたスピンオフ、更に言うならザ・キューセーシュの件…


20041003-2.gif
北斗の拳のザコキャラ的ルックスのパンクバンド、ザ・キューセーシュ(イメージ画)
悪党が徒党を組んで現れると大抵「へっへっへっ」とうすら笑いをする
そのうすら笑いがケンシロウの殺意を掻き立てるのだ

林 : とにかく、あんなの出されたら全部インパクトもってかれますよ、心も体も弱い脱力系パンクって…
ザ・ブラームスもGSネタとしてはかなりのクオリティだったのに、曲名一つみても「憧れのアテナイ」と「ユリアっぽいの好き…」じゃ完全に勝負見えちゃってますよね



 : さ~せん、おっさんが北斗の拳のケンシロウ(初期)に憎悪の念を抱いてしまったばかりに…

ケンシロウのあの独善的で野蛮な正義にはどうしても共感できなくて…

「お前だけは許さない」ってよく言ってるんだけど、許された奴なんてほとんどいね~し

モヒカンとスキンヘッドに到っては確実に許さない

「地獄の底までお前を追い詰めてやる」的な金融屋の脅し文句さながらの言葉を逃げ惑うモヒカンに浴びせてね

彼等は彼等なりに時代の空気を読んでモヒカンとかにして、中にはやりたくなくても悪党やらなきゃ生きて行けない連中だっているはずなのに…

何もしてないのにモヒカンというだけで秒殺された奴、結構いる「お前はもう死んでいる」の一言で片付けてさ



林 : 横で見ているリンやバットがそれを正義だと信じ込んでいるのが恐ろしいですよね
つか、ネタが初期のばっかりじゃないすか!
小ネタで使ったデビルリバースとか、久々に思い出しましたよ


devil.jpg
北斗の拳史上、いやバトル漫画史上、最大のスケールを誇るデビルリバース
検索してみたところ、知名度低いかと思いきや以外に出番が多い
そのスケールのでかさを是非動画で確認して欲しい(画像クリック)

 : まあね、やっぱり初期、「七つの傷の男」時代のケンシロウのダーティーっぷりがなんとも…
やっぱシンを倒すまでだよな
シン倒した後は七つの傷とかもう関係無くなってしまったから


林 : なんかまた北斗の話ばっかりになってるじゃないすか!
ちゃんと総括してくださいよ、僕もちょっと乗っちゃったけど…
結局、元センターガイの森ボーイできこり系GSバンドをやっているメンタルカウンセラー、なんていう奇抜な僕の設定は何だったんですか~


 : あのチョビヒゲのスピンオフで完全に別のグルーヴを生んでしまった
やっぱ普通にストーリーが完結してからスピンオフるべきだった…
その辺が連載の難しい所かな、通してグルーヴチェック出来ないままリリースしないといけないから
チョビヒゲなんて、ただ森ボーイバンドの中に一人だけ変な名前の奴がいるって設定それだけの為に用意したキャラなんだけど、つい色々ネタを振っちゃった。結果、ブラームスのライブに宮崎そらが現れるという流れの上で、「ライブやるなら対バンを」と考えてしまって思いついたのが、ザ・キューセーシュだった…

林田守というキャラがイマイチ捉え所が無いのは意図的にそうしてみたんだよ
初めに宮崎そらの妄想の中で登場したセンターガイ、チョビヒゲの主観で見える意地の悪いマイペース男
喫茶店で宮崎そらの事情を語り出す、理性的な大人の男…
キャラクターの個性に統一性を持たせなかったのは、少しリアリティを出したかったから
コミュニケーションの上で人間の性質を多面的に捉えるのは難しい
ある人の中ではこんな人物だけど、他の人にとっては全く違う人物だったりするケースは当たり前の話だが創作の世界にあまりその点を持ち込むとキャラがぼやけてしまうので避けるべきなんだろうが、敢えて描き出す事によって生まれるロマンもある
宮崎そらと宮崎みはぐは多重人格だけど、林田の様に人格の多面性を描く様な作業がおっさんの小説の特徴の一つかもね


林 : なるほど、今回の話では僕が一番、含みのあるキャラクタだったって訳ですね
ただブログ小説という性質上、あまりテキストの量を増やせない為に十分なグルーヴ表現が出来なかったという


 : そうなんだよ、本来書くべき事の半分以下の内容で纏めなくてはいけないからね

林 : ところで今回のテーマを「森ガール」にしたのは何故ですか?
って、なんか僕、インタビューアになっちゃってる


 : 小説の舞台「ハイサークルタウン」とは「高円寺」のことなんだけど、高円寺が森ガールの聖地と言われているとかいう話があったので色々調べていて、どうせなら小説の題材に使ってしまおうと思い立って
ただ、それほど社会的なインパクトのある流れではなかったので、「旬が終わらないうちにネタにしないと」と思って4月から書き始めたんだけど、終わったのが7月半ばっていう、もう旬を過ぎた頃になって初期の「森ガール」設定は最終的にどうでもいい感じになっちゃった
ただ「森ガール」を単に使うのは芸がないので、緑の自然つながりだけど、全く相容れない人種「ヤマンバ」女子を同一のキャラクタに設定してみたり
ついでに「森ボーイ」も出して、こちらは元「センターガイ」に設定という曲付けをしてみた
内容にボリュームが出せない分、洗練されたネタをふんだんに取り入れてエンタテインメント性の高い仕上がりを目指したんだが、ネタの味付けが濃すぎる面もあって総合的にはどうにも野暮ったい仕上がりになってしまったのがなんとも残念だ


林 : なるほど…、それじゃ次回のストーリー展開は以上の事を踏まえて頑張って下さい

 : おい、なんでお前がまとめてんだよ~

林 : いや、もう時間が無いんで…

あ、あの…、さっきから私居るんですけど、もう終わりなんですか…

林 : あ、ごめん、よなさん
作者のおっさん語りすぎで、もう時間無いもんで最後に一言だけお願いします



木村よな(以後 よ): お疲れ様です、木村よなです
あの質問なんですけど、今後、探偵らしい調査とかする機会は無いんですか?


 : う~ん、多分しばらく無いと思います
おっさん、探偵業に関する知識がまるで無いもんで、避けて通ってます、ぶっちゃけ…


よ : 


ということで反省会、テキスト量が増えてきた為、強制終了っぽい感じです…泣きながら…




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グルーヴ探偵ろな~眠れる森編~ 第十四傷「宮崎みはぐの真実?」

2010.07.18 Sun
~ハードボイルド探偵小説~グルーヴ探偵ろな!~


※これは小説です!

ついでに、この作品はフィクションなんで、実在する人物、団体とは基本的に関係無いっぽい感じです…


俺はグルーヴ探偵ろな、傷だらけさ

もういい加減、グダグダになってきた感も否めない「眠れる森編」

今回が本当に最後です!!

この期に及んで、圧倒的なテキスト量…

さ~せん


とりあえず俺に仕事をくれ~


それでは、第十四傷スタート!!


大事な話がある…


探偵のおっさんに急に呼び出されたのは、宮崎そらの依頼を受けた三日後の事だった

毎日、執拗に誘う「蒼林檎」の場合とはまるで違うおっさんの口調に戸惑い

まさか、私の事…

などと余計な想像に照れながらも、今回は何かのっぴきならぬ事情を感じざるをえなかった

呼ばれた先の古びた喫茶店に入ると、エンジ色のニットタイを几帳面にきっちり絞めた探偵のおっさん
その隣にもう一人、フレッドペリーのポロを着た小綺麗な青年が座っている

あの木こりバンドの男…

林田守であった

私がテーブルにつくや、おっさんが私の斜め右辺りに視線をやりながら林田の紹介を始めた

こちらモリー、知ってると思うが林田守君だ

林田が丁寧な口調で挨拶する、正直、ちょっと私好みのイケメンかも…

初めまして林田守です、いつもみはぐが、いや、そらがお世話になっております…

みはぐ?

聞き間違えか?

いや、聞き間違える様な状況でも状態でもない…

はっきりと「みはぐ」という言葉が聞こえた

おっさんと林田守が何故一緒に?

みはぐってどういう事?

諸々の理解出来ない状況に、ろくに挨拶も返せずキョトンとしていると、おっさんが「無理も無い」といった表情で口を開いた


あなたが宮崎そらと名乗る女子の依頼で内密に動き出してるのは知っている
首を突っ込む様な厚かましい真似をして済まないと思っているが、今回はちょっと…難しい事情がね…
後はモリーの話を聞いた方が早いから宜しく…



林田はアイスコーヒーを口に含むと、中音域の張った魅力的なトーンで、その難しい事情とやらを話し始めた

「 僕と彼女は幼なじみで、数年前からは恋人関係にあります

僕が大学院で精神分析学と心理学の研究をしている事もあって

近年では彼女の精神カウンセラーとして立場も加わりました

もうお察しかと思いますが、あの娘は「宮崎そら」ではありません「宮崎みはぐ」といいます

みはぐは多重人格障害者なんです

宮崎そらというのはみはぐの双子の妹で一年前に亡くなりました

みはぐの中にそらの人格が現れ始めたのはそれがきっかけです

やがて、みはぐの記憶の多くは奥深く封印されてしまい、最も近くに居た僕の事すら認識出来ない状態に陥ってしまいました

僕は彼女の中にみはぐを取り戻そうと、彼女のカウンセリングを始めたんです

同時に彼女の境遇についても調査してみようと思い立ちました

幼なじみではありましたが、彼女の家庭環境はとても複雑で、当時から子供ながらに空気を読んであまりその辺には触れない様にしてきましたので殆ど知らなかったんです

双子の妹が居る事もそらが現れるまで知りませんでした

父親がいなくて母と二人暮らしでしたが、その点を除けば小学生の頃までは表面上、特に問題が浮上してくる事は無かったのですが

丁度、中学にあがる頃から学校にも殆ど来なくなって、時には母親もろとも失踪してしまったりと、ただならぬ状態がみられる様になって来ました

それでもその頃の彼女は懸命に自我を保って、何とか高校卒業するまでは表面上は元気でいたんです

しかし卒業した翌年、父親と暮らしていた(と聞いていますが…)双子の妹、そらが何らかの理由で父元を離れて、こちらで一緒に暮らす様になったんです

みはぐとそらは物心のつく前に、またこれも何らかの理由で別れて暮らす事になってしまった様で彼女にはそらと一緒に暮らしていた記憶は全くありませんでした

「何らかの理由…」という表現が続いてしまいましたが、結局僕はみはぐの境遇については殆ど何もわからなかったという事です

というか、探ってはいけない様な気がしたというか…

いや、すみません…、とにかくわからなかったんです


自然が好きで牧歌的なみはぐに対し、そらは明らかに異形を呈していました

奇抜な黒塗りメイクで渋谷センター街を闊歩する様なコギャル、所謂マンバだったんです

自由奔放で価値観の違うそらに対しみはぐは嫌悪感を抱いている様で、二人が仲良くする事は有りませんでしたので僕もそらとは挨拶をする程度の関係でしか有りませんでした

ところがある日、珍しくみはぐが泥酔して、泣きながら、そらについての事をとても漠然としてはいましたが話始めたんです

コンプレックス、誤解、憧れ、不安…

正直、脈絡の無い泥酔状態での吐露だったので理解は不能でしたがそらに対しての特別な感情をみはぐが持っているのは明らかでした

更に印象的だったのは次の日の朝

酔いの醒めたみはぐの表情でした

幼なじみで恋人という最も身近な存在であるはずの僕が今まで一度も見た事の無い表情…

しきりにそらについて何か話してないかを確認してきました


その数日後です、そらが亡くなったのは…

結局、まともなコミュニケーションをとる機会も無いまま、彼女は逝ってしまいましたが

弔問の時に見たそらの顔がもう、みはぐそのものだったのに驚きました

当然、双子なのでそっくりなのは当たり前なのですが、そんなレベルの話では無い、もうみはぐそのものだったんです!


それからみはぐの崩壊が始まりました…

得体の知れない無数の人格が現れ出し、みはぐという存在はどんどん希薄になってしまいました

日常生活がまともに送れなくなったみはぐを僕は大学病院の精神科に入院させて治療を試みました

やがて無数の人格は一つの人格に統合されたのですが、それは宮崎みはぐでは無く宮崎そらという人格でした

入院中、僕も含めて色々な先生に見てもらったのですが、皆の見解は謎

おそらく、二人は双子の中でも特に共振性の強いタイプでそのことに起因する可能性が高いという所までしか判りませんでした

本来ならば人格形成の上で一緒に成長するのが望ましかった二人が、不幸にも別の境遇で全く違う性格の人物に成長してしまい、個性化の過程を共有出来ないまま突然の再会

長年離れ離れだった同一の遺伝子が急激に共振し始め、それに精神がついて行けなくなったのか…

更に突然そらが死んでしまうという悲劇は、精神を崩壊させるのに十分だったのかも知れません

そしてみはぐの中にあったそらに対する様々な意識、無意識が人格を形成し始め乗っ取られてしまったのかもしれません


最近は、相変わらず僕の事は認識してくれませんが、日常生活も営めるほど回復してきたので退院させて様子を見ていたところなんです

リハビリの一環として、僕の姉がやっている雑貨屋を時々、手伝ったりさせていました

よなさんと出会ったのはその時ですよね

よくあなたの事を話してくれますよ…

あなたと会ってから変わって来たんです、僕をほんの短い間ですが認識できる様な、要するにみはぐの人格が姿を見せ始めたんです、これは大分いい兆候ですよ

よなさんと言う友達が出来て、だいぶリラックス出来る様になったのでしょうね

うまくいけば、近いうちにみはぐは自己回復出来るかもしれない

ちなみにみはぐはあなたにどんな事を話していましたか?
 」


林田は五本目のショッポをもみ消しながらこちらに目を向ける

私は宮崎みはぐ、いや宮崎そらについて知っている事を全て話した


「 え~、そんな事いってたんですか~

僕はセンターガイなんて知らないですし、みはぐもマンバじゃないですよ~

そうですか…

それでもってよなさん、今日呼び出したのは他でも無い、みはぐについてお願いがあるのです

みはぐに僕を探すよう頼まれたようですが、僕と会った事も彼女がみはぐである事も絶対に伝えないで下さい、バンドのURLを教える程度に留めておいて下さい

彼女は自力で自らを回復しないといけないんです

確証は無いのですが、そうしないとみはぐの人格は足を踏み外して、また深い無意識の中に沈んでしまうかもしれないんです

最近の兆候からみて、今が最も重要な時なんですよ

どうか宜しくお願いします…
 」


林田は六本目のショッポをもみ消すと深々と頭を下げた


短い沈黙の後、自分も何かしゃべらないといけないと思ったのだろうか、探偵のおっさんが口を開く

「 探偵なんて商売は人を幸せに出来るような商売ぢゃない

真実が必ず正義だなんて事は有り得ないんだ

真実を明らかにする事によって人を傷だらけにしてしまう事もあるし

自分自身が傷だらけになってしまう事だって大いにありうる

宮崎そらは自分の意志で「みはぐ」に戻らないといけない

どんな刺激がきっかけで彼女がまた崩壊し、狂気の沙汰に陥ってしまうやも判らないんだ

自分のとった行動で、図らずも自分の友人が壊れて行ってしまう

そんな思いをあなたにさせてはいけないんだよ、俺は…

俺はグルーヴしない真実を探したりは決してしないグルーヴ探偵だからね…
 」


私は何なのだろう…

林田の話し振りだと私が彼を探したりせずともいずれ向こうから私の方に接触してきたような気がするし

彼の話の内容にも気になる点が幾つかある

林田が深く話そうとしなかった彼女の境遇はもとより、みはぐは母親と暮らしていたはずなのに、母親の存在がひどく希薄である事…

やはり難しい事情なのか…


横で探偵のおっさんが、何やら感動的な探偵美学を語っているが、私はどうも釈然としない林田の話の事で頭が一杯だった


~ 某月某日 みはぐと待ち合わせ 「蜂船」にて~

「 はぐ、お疲れ~ 」

私と彼女の関係は続いている

彼女は相変わらず、極自然体でマイナスイオン全開女子だ

宮崎そらという私の友達は、宮崎みはぐという新しい?名前にとって変わられただけであった

彼女がみはぐという人格を取り戻した事によって今回の件は終わりのはずなのだが、私がそらに感じた言いようの無い緊張感は未だ解消されてはいない…

何かもっと別の大きな問題が横たわっている様な…

結局、あの出来事は何だったのだろうか?

今、考えた所でどうせ解らないし、とりあえず今回の件は片付いたから

ま、いいか~

何か起こったら、そんときまた考えよう、出番も増える事だし~



眠れる森編 (完)


【追記】

どうも探偵のろなです

チェリー(木村よな)は知らない話だが、モリー(林田守)によると宮崎みはぐはギターが弾けるらしい

最後の最後でまさかの新設定登場!!

さ~せん…


次回予告

どうも、探偵じゃなくて、作者の方のろなです

ようやく初めての大規模ストーリー展開「眠れる森」を完結させました

そこで次回はこの試みを振り返って、ここでやりたかった事、浮き彫りになった問題点等、作者を中心に素敵なゲスト?も交えて反省会をしようと思います


次回、グルーヴ探偵ろな 第十五傷「総括 眠れる森 反省会 泣きながら…」にご期待!的な・・・


Theme:自作連載小説 | Genre:小説・文学 |
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