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勇者ヨシヒコと魔王の城~銀魂の実写版を作るなら是非、福田雄一監督で~

2012.01.12 Thu


「痩せたカツオなら刺さるよねっ!!」


この台詞は新感覚激ゆる推理コメディの金字塔「33分探偵」で主人公の探偵、鞍馬六郎(堂本剛)が放った名言のひとつである。


33分探偵」は毎回、番組開始5分以内に決定的な証拠と共に犯人が捕まり事件が解決してしまいそうになるところから話が始まる一話完結型の探偵ドラマ

観たことの無い人には、一体どんなドラマなのか全く見当もつかないだろうが、主人公の鞍馬六郎が「ドラマとして放送したらものの5分で終わってしまいそうな極めて簡単な事件」を、ただ「放送時間である33分間をもたせる」それだけの為に様々な人物に難癖を付け、おそろしく適当な理由で容疑者にでっちあげて放送時間ぎりぎりまで事件解決を引っ張るという、無茶苦茶迷惑な探偵コメディだ

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33分探偵こと、鞍馬六郎

僕はこのドラマが好きすぎて一時期、毎晩これをみながら眠りに就いていた

アヴァンギャルドな着想、予想だにしないほど適当で力技なグルーヴに心震える「33分探偵」

その原案・脚本・演出を手がけていた人物が、今や「深夜ドラマの帝王」と言われるまでになった福田雄一である。

今回取り上げる作品は「33分探偵」では無く、昨年7月~9月テレ東の深夜枠で放送されていた「勇者ヨシヒコと魔王の城」(33分探偵は大好きすぎるのでまた別の機会にじっくりと書きたいと思います~)。

このドラマは、邪悪な魔王が放った疫病に苦しむ世界を救うべく、「選ばれし勇者ヨシヒコ」が旅先で出会う仲間とともに魔王退治に向かう、というアクション冒険活劇・・・的な感じ・・・

の作品。

もう少し正確に言うと、世界を救う為になんとなく選ばれたっぽい感じになった生真面目な村の青年ヨシヒコが魔王退治に出発、道中出合った変な人達を仲間に入れて、仏様の大分「ふわっ」としたお告げをもとに「ゆるふわ」な旅を続ける、「ドラクエ実写版風、低予算冒険活劇」だ。

ドラクエ風と書いたが、着想はモンティパイソンが「アーサー王物語」をネタに作った低予算コメディ映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」から来ているくさい。



テリー・ジョーンズが中世の歴史学研究家であるため、アーサー王ネタを扱った作品としては最も正確な時代考証がなされていると言われている。ま、コメディなんですけど


福田キャスト

例えば、北野監督作品の大杉漣や寺島進、SUBU監督の堤真一や大杉漣や寺島進(かぶってる~)の様に多くの監督がお馴染みのキャストを抱えているが、福田監督にも常連のキャストがおり、軽くキモい感じの魔術師メレブを演じたムロツヨシや適当なお告げを与える仏様を演じた佐藤二朗等「33分探偵」でも馴染みのある面子が多数登場している。

そんな中で、主役である勇者ヨシヒコを演じたのは福田雄一監督の映画「大洗にも星はふるなり」でも主演を務めた山田孝之


福田雄一が座長を務める劇団ブラボーカンパニーの舞台作を映画化した「勘違いラブコメディ」。
映画というよりも殆ど舞台芝居的な演出の作品


福田キャラ

基本的に極端なキャラ設定の登場人物が多いが、「雑」であったり「ゆるゆる」であったりとモダンコメディには欠かせない要素がふんだんに盛り込まれている。

この作品でもっともグルーヴィなキャラはやはり主人公の勇者ヨシヒコだ。

「33分探偵」の鞍馬六郎同様、一見極めて真面目なキャラクターなのであるが・・・

魔王の手から世界を救う為、立ち上がった勇者ヨシヒコ

その決意はけっこう甘い・・・

深手を負ってしまったヨシヒコが、とある村で女子に看病を受けることとなるが、その娘の「巨乳」にはまってしまい「魔王退治なんてやめて女子と村で暮らそう」と決意する(女子は魔法にかかっており、本当の姿は禿のおっさんだった為、慌てて撤回)。
職業をチェンジ出来る街で誤ってアイドルにジョブチェンジしてしまった際、初めは「私は勇者だ、アイドルなどやっている暇は無い」的なことを言っていた割には自分の所属するグループが女子に人気が出て来てくると、「魔王退治なんてやめてアイドルに人生を捧げる」決意(しかし、グループの選抜総選挙で落選し人気があったのが自分以外のメンバーだったと知ると、慌てて勇者にジョブチェンジ)。
魔王の城を探すべく、最後の舞台「東京」に足を踏み入れ現代社会に突入した際は、公園で寝泊りしているのをお巡りに怒られ仕方なく借りた部屋のクーラーの涼しさに気が緩んでしまい「あした探そう・・・」的、ニート生活に。金も底を尽きバイト生活の日々がはじまり、魔王退治よりも生活維持が重要となってきてしまう(しばらく傍観していた仏様がさすがにしびれを切らして総括~)。

かつ、ヨシヒコはかなりのKYで、トラブルの多くは自ら作り出してしまうタイプ


福田パターン

一話完結であった「33分探偵」とは異なりストーリー展開するドラマではあったが、定形的フォーマットをベースに話を展開させてゆくスタイルは同パターン

冒頭に(場合によっては中盤になるが)豪華ゲストによる「オバカな盗賊」寸劇が入ったり、芸人が持ちネタを使って登場したりと、「33分探偵」と同じ手法が見られる。
毎回、最後に兄よしひこの冒険を心配し、密かに後をつけてきている妹が木陰から登場するが、回が進む度に服装が乱れ始め「一体この子に何が起こってるんだ?」と思わせる様な描写がある等、小技も利いている。

オバカな盗賊を演じる豪華ゲストはこんな方々

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豪華ゲストの中でも、さすが切れ味抜群の古田新太(唯一二回登場!)
は、やたらと強気だがかみさんには虐げられている盗賊をバカ演~
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福田キャストのひとりTEAM NACSの安田 顕は「ちんぽの位置」が定まらず
戦いに集中出来ない盗賊
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「33分探偵」の刑事役でも最高のコメディエンヌっぷりを発揮した沢村一樹
は、毒の塗られたナイフを武器にする無駄にかっこいい盗賊
かっこつけてナイフを舐めるパフォーマンスを披露してしまい事故死
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まさかの小栗旬までちょい役登場、オバカ盗賊ではなくオバカ魔法戦士。
山田孝之との「クローズゼロ」コンビでオバカ寸劇を見せてくれる

その他、キレると物凄く柄の悪くなる天女役の小池栄子等、様々な豪華ゲストがちょい役オバカ演技でゆるゆるな冒険ストーリーにグルーヴを添える


木陰から見守る可憐な妹の転落と復活

毎回最後のワンシーンだけ登場、勇者ヨシヒコの妹ヒサ(演:岡本あずさ)に何が起こった?

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最初はこうなのに
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こうなって
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こんなんなって
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レディースになった挙句
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女囚となるが、松島ナミ(さそり701号)ばりに脱獄
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「あねさん」になったと思ったら
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最後は玉の輿に乗って、超セレブに~

福田パロディ

冒頭でも述べたが着想は低予算映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(サブタイトルにも「予算の少ない冒険活劇」と出てくる)であり、随所にパロディが出てくる
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルに出てくる神様
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勇者ヨシヒコと魔王の城に出てくる仏様(佐藤二朗)
福田作品での佐藤二朗の台詞は殆どがアドリブかと思われる様なテンパリ気味で雑なものが多く、大抵の場合面白くない(笑)

そこにさらに「ドラクエ」(スクウェアエニックス了承済み)のパロディが加わり、非常に親しみやすくなっている

道中で度々発生する戦闘シーンではスタッフがダンボール等で製作した手作りモンスターが登場したり、予算がかかりそうな巨大な怪物との戦闘の描写にはチープなアニメーションを使用。
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はりぼてのスライムが登場、完成度高め
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルに出てくる洞窟の怪物
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勇者ヨシヒコと魔王の城に出てくる洞窟の怪物

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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルに出てくる殺人うさぎ
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勇者ヨシヒコと魔王の城に出てくる殺人りす

街の中では町人に話かけても大抵の場合は同じ言葉しか発しないうえ、人の家に勝手に入って「調べるコマンド」ばりに勝手に引き出しや箱を空けまくり、仲間が死んでしまった際は棺を引っ張って移動しなければならないという「ドラクエマナー」をリアルに再現~。
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仲間の魔術師メレブは経験値とともに魔法を覚えて行くが、これが壊滅的にしょぼい

例えば、ポリコズン

ブドウ4房分のポリフェノールとトマト3個半分のリコピンを味方の体内に注入する健康にいい呪文。味方の守備力を一気に上げるというが、2週間以上継続して何となく効果出てきたのかな?程度なので、実戦に直接関係ないといわれてしまう。サプリメントのように長く続けていく必要がある(出典:うぃきぺでぃあより)。


モダンコメディの旗手として

漫画や小説の原作物が多い近年のテレビドラマにおいて、コメディは比較的テレビオリジナルであることが多いと思われる。

作家にせよ演出家にせよ監督や役者にせよ、良質なコメディを生み出す事の出来る人達はどんなジャンルの作品を手がけても面白いというのが僕の持論

福田コメディはこれまで述べたとおり、やはり「脱力系」となるだろう

「脱力系」の名手といえば三木聡監督(岩松了&ふせえりコンビ)辺りが有名且つ個人的には好きであるが、こちらの方はシュールで洗練されたイメージがあるのに対し、福田コメディはもう少し大味で泥臭いグルーヴなので、脱力系コメディが好きな人でも「安直」だと感じたり、とっつきにくい部分はあるかも知れないがはまってしまうと抜け出せない魅力がある。

音楽に例えると、三木コメディは渋谷系、福田コメディはブルースといった感じだろうか・・・

正直なところ「勇者ヨシヒコと魔王の城」は「33分探偵」と比べるとグルーヴは控えめであるが「深夜ドラマの帝王」と呼ばれ注目度の高い福田コメディの今後に期待は大きい


そんな福田雄一が脚本・演出を手掛ける新ドラマが「ミューズの鏡

そして主演にはなんと、あの国民的雑草集団「AKB48」の中でも今、最も波に乗っていると言っても過言ではないドリーム女子、指原莉乃を大抜擢・・・

「勇者ヨシヒコと魔王の城」では、勇者ヨシヒコがアイドルに転職した際、所属していたグループが「渡り廊下de魔物倒し隊」であったが、制作が電通だった為か秋元康に宜しく頼まれたのか、本人がAKBファンだったのか事情はわからないが、いきなり主演に「さっし~」・・・

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AKB総出演の傑作ずべ公ドラマ「マジすか学園」で「チームホルモン」リーダー役を演じた指原莉乃

数の多いAKBにおいて人気、実力共に高いパフォーマンスを誇っているメンバーの大半は1~3期生に固まっているのが実情だが、例外的に5期生だけは1~3期生に勝るとも劣らないセンスとパーソナリティをもっている。
その5期生の筆頭「さっし~」こと指原莉乃は殊に雑草色強めでハイセンス、バラエティ面では比類なき実力を発揮していると思うが、芝居はどうだろう。

本人もバラエティ志望で役者志望では無いと言っていたし、マジすか学園等、幾つかの芝居を見る限り・・・
恐らくAKBの外で本格的な芝居をするのは初めてであろう指原を上手く「福田ワールド」に取り込めるのかに注目が集まる。

現状では情報があまり出て来ていないが「コメディ」という文字を見かけない。

コメディじゃないのか~?




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