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AKBプロジェクト~この際だからAKBについて沢山書いてみる④

2012.07.01 Sun
~パラレルワールドとデフレアイドル~

インターネット

僕らが実存する現実社会と平行してインターネットというパラレルワールドが存在する。

その世界は極めて無秩序で野蛮な、そしてロマンチックな世界である。



今回はちと、めんどくさいです。AKBメンバーあんまり出てきません~笑

「会いに行けるアイドル」と銘打って従来よりも敷居を下げ、劇場を拠点に精力的にライブ活動、握手会というリアルなコミュニケーションが図れる機会を設けて、選抜メンバーさえもファンの投票で決めてしまう等々、大衆と共に展開されるソーシャルネットワークの中で巨大な怪物へ成長を遂げたAKB軍団。

芸能界の怪人をフロントに、30代の豪腕青年実業家とガリバー企業がしかけるそのプロジェクトは、芸能のみならず多くの業界を飲み込み強大にグルーヴする、まるでリヴァイアサンの様だ。

デフレに強いビジネスモデルとして、ファーストリテイリングが動かす「ユニクロ」のとの類似点をあげられる事も多い、AKBプロジェクトは芸能ビジネス界の「ユニクロ」だ。
不況において消費者を刺激する最も重要なポイントはやはりコストパフォーマンスと考えられる。
AKBの場合、劇場のライブは2、3千円で見られるというし、写真集等のグッズの価格も他と比べて低めに設定されているらしい。

AKBプロジェクトの女子達は、決してスケールの大きなエンタテインメントを提供する訳ではないが、退屈な粗悪エンタテインメントに終始する訳でもない、「最高ではないが、悪くないコストパフォーマンスを提供する」まさに「ユニクロ」なのである。

~不況が文化を活性させる~

慢性化する不況は消費を鈍らせ、デフレーションをもたらす。
娯楽の消費に対しても例外では無く、当然そこにかけるコストも抑えられて行く様になり、現実離れした「豪華なエンタテインメント」に徐々に違和感が生まれはじめる。
消費に対してネガティヴな形で、逆にある意味敏感になった大衆は、メディアや芸能界が扇動する大消費型のエンタテインメントの様に「上から与えられる物」を単純に消費者として享受する事をしなくなり、もっとささやかな、現実に近い所で展開される参加型エンタテインメントを志向する様になる。限られた遊興費の中で「自らの娯楽を自らの意思で選択する」こととなり、その分、文化に対する社会的意識は高まってゆく。

その結果、新しい「コストパフォーマンス重視型のエンタテインメント」が形成されることとなった。

デフレカルチャー

「不況が文化を生んだ」のだ。

この現象はイギリスのユースカルチャー及び音楽シーンを見てみるとよくわかる。

~不況と共に台頭するユースカルチャー、イギリス音楽~

戦後の英国は、労働党の産業国有化政策により国際競争力を失い、50年代から深刻な不況に見舞われる様になった。英国は階級社会である為、不況のあおりを食うのは労働者階級。
そんな閉塞感の漂う50年代、労働者階級の若者達の中から、世界初のストリートカルチャーとも言われる「テディボーイ」が出現、社会現象(問題)となった。
teds.jpg
こんな感じの人達。他の族との明確な抗争というのがみられず(一方的にパンクスをいじめたりはしていたみたいだが)、英国のユースカルチャーの中でも特に恐ろしい存在なのかも?

テディボーイに関しては、僕が数年前に書いた記事を参照
エドワードジャケット~リージェントストリートにジョンレノンはいたのか?

そんな恐ろしいテディボーイの中には、60年代初頭、以後の音楽の歴史を塗り替える究極の存在「ザ・ビートルズ」の連中もキースリチャーズもいた。

テッズ(テディボーイ)に続き、ロッカーズ、モッズ。
英国の労働者階級の若者達のフラストレーションは次々と新しい文化を生み出した。

その後、73年に起こったオイルショックの後には、マルコムマクラーレンとヴィヴィアンウェストウッド(今やダサい高級ブランドのおばちゃんになってしまった)が「セックスピストルズ」をプロデュース。パンクムーヴメントが巻き起こる。

保守党のサッチャー首相がサッチャリズムの名の下に行った急進的な経済政策が労働者階級に更なるダメージを与え、賃金低下、失業率の上昇を招いた80年代にはシカゴのハウスミュージックの影響を受けた「レイブカルチャー」がマンチェスターのクラブ「ハシェンダ」から起こり、80年代後半、その空気を吸ったバンドマン達は、ストーンローゼスを筆頭とする「マンチェスターサウンド」を創出、その流れでオアシスも登場。


~AKBプロジェクトの先見性~

不況とともに形成されるデフレカルチャー

AKBプロジェクトは初めからこの様な事態を予見していたのか?という疑問が持ち上がるが、恐らくおおむね「YES」といえるであろう。
プロジェクトの立ち上げに際し青年実業家Kは20億円もの資金を用意したといわれ、「電通」という影響力の固まりが軸となっている事をみても、従来の「消費物としての女性アイドル」というものではなく、「秋元康のロマン」を元に企画された「長期的巨大プロジェクト」である事がみてとれる。

~パラレルワールドとデフレアイドル~

不況とともに、デフレカルチャーという「コストパフォーマンス重視型のエンタテインメント」が出現する背景に存在するもうひとつの原因であり温床となったのが現実社会と平行して広がる宇宙「インターネットの世界」である。
「偶像」という非現実的なものとしてではなく同胞として大衆に迎え入れられたAKBの女子達は、人々のロールプレイングに、時には擬似恋愛対象、時には擬似友人としてコミットされる。
そして彼女らの存在は、身近にあるもうひとつの社会、つまりネット上に存在するコミュニティの中で、「口コミ」と言うなんとも原始的な手法でもって広告され、ムーブメントとなって社会にフィードバックされる。

AKBプロジェクトは広告をオンライン上の大衆(ソーシャルネットワーク)に委ねることにより、金銭の介在しない手法で「雑草軍団」の活動を浸透させる事に成功した。とはいえ、著作物に対する規制を恐らく意図的に緩めていたと思われるので、その点ではコストがゼロとはいえないが。結局、広告の役目を終えたYOUTUBE等の動画は昨年一気に削除された。

さらにAKBプロジェクトは「マルチメディア」を使って興味深い「遊び心」を見せてくれた。会いにいけないアイドル、「江口愛美事件」だ。

江崎グリコ「アイスの実」のCMで突然現れた究極の新人とやらが人気メンバーを差し置いてセンターでCM出演した訳であるが、結局は人気メンバーの顔を合成したCGだったというやつ。
これは電通側がしかけた企画でCMにおけるメディアミックスの実験だ。
電通はこれまで手がけてきた出版、放送、そしてインターネットをすべて繋げて一つのCMを展開して見せた。
放送前から、AKB御用達の雑誌プレイボーイで江口愛美をグラビアで特集したり、あたかも実在するように煽り、ファンを騒然とさせた。
まんまと電通に踊らされたファン達はふて腐れ「会いに行けね~じゃん」という不満と共に「アイスの実なんて買わね~」という声があがるなど、クライアント的にはあまり効果的では無くCMとしては相応しくないと思われる結果が出てしまったが・・・
結局のところ電通は自分たちが企画するAKBを売り込んだに過ぎない、新手のAKB商法だったともいえる。

このCMにはもう一つ面白い仕掛けがあった。
江口愛美の秘密が公表される前、AKB7期生(元3期)の菊地あやかがブログ上で、江口愛美がCGである事をほのめかすような発言をのせ、さらにネット上をかきまわしたのである。
当然、怒られた菊地はブログ上で謝罪となる訳だが、なんとその後、プレイボーイで「お騒がせ謝罪グラビア」として菊地が登場したのだ。なんという茶番・・・笑
傷だらけキャラである菊地のダーティジョブによって、菊地のプロモーションを行う荒っぽいおまけまで付けてきたのである。
さらにこのメディアミックスCMは、昨年の「フライングゲット」プロモもかねたカスペルスキーのCMでも登場。
突然YOUTUBEに出演メンバー全員の顔がAKBの峰岸みなみになっている「フライングゲット」のPV動画がアップされたのだ。
後に峰岸みなみが「趣味で編集した動画が流出してしまった」という体で謝罪会見を行い、流出の危険性を訴えるという斬新なCMであった。
このような電通の遊び心に批判的な人々も多いと思われるが、個人的には面白いと思うので、色々やって欲しい。

ソーシャルメディア、マルチメディアをも操れる時代の象徴、AKBプロジェクトではあるが、実際の商品である女子達はこの展開をどれだけ喜ばしい事だと思っているのだろうか?

適性なやり方であり、生き残って行く道がそれしかなかったとしても・・・

パラレルワールド(ソーシャルネットワーク)は大人でも扱うのが難しい世界。
アナーキーなパラレルワールドでの「雑な振る舞い」がすぐさま現実社会にフィードバックされるという事をいつまで経っても判らない大人が腐るほど存在する。
パラレルワールドは現実社会の様にシーケンシャルな世界ではない。
発言はログ(記録)として残り、削除を行ったところで、もし誰かにコピーでもされてようものなら永久に拡散を続ける可能性がある事すら気付かない・・・

ツイッターの様なツールは別名「バカ発見器」などと呼ばれている。

大人ですらこの有様なのに子供がパラレルワールドで遊んでいる事を考えるととても恐ろしい。

こんな社会に特に武器も持たない女子達を放りこんで、彼女らを守って行けると考えたのだろうか?

「大人の事情」でジャングルに放り込まれた女子達は野蛮な獣たちに弄ばれ血だらけになりながら日々、好奇の目に晒されている。

昨年の総選挙で大島優子は

「AKBについて周りは色んな事言います・・・」

と口にし

前田敦子に限っては一位を獲ったにも拘わらず

「私の事は嫌いでも、AKBの事は嫌いにならないで下さい」

と顔をくしゃくしゃにしながら、感動していいのか同情していいのか判らない、壮絶なスピーチをしていた。
それをみた秋元プロデューサは涙を流していたが、果たして何の涙だったのか?
これらの発言はパラレルワールドのアイコンとして生きなければならない苦しみの吐露に他ならない。
前田敦子の様なあからさまに不器用そうでナイーブな匂いプンプンの女子がパラレルワールドで生き残れるとは到底思えない。

結局、前田は潰れてしまった・・・

彼女らは野蛮なパラレルワールドで育ち、逞しく成長を遂げているようにみえるが、現実社会に存在する感情を持ったちっぽけな個人でもある。
あまりにも肥大化した現状でこれ以上負担をかけた場合、商品がボロボロにぶっ壊されるリスクもそれだけ高まるという事を運営サイドは念頭に置いて、彼女らの人生に責任を持つ必要がある。

最近、今まで露出の少なかった女子を積極的に登用している背景にはAKBブランドを背負わせるにあたっての負荷分散という意味合いも含んでいるのであろう。
運営側は今後も、十分に注意して商品を取り扱い、ユニークなグルーヴを提供して欲しい。


ということで、結局AKBの話から随分広げてしまった~
ようやく次回はさっし~スキャンダル
もう随分時間経ってしまったし、文春がもっとデカい爆弾をジャイアンツに落としてしまったから話題は完全にそっちだし
でも、書きますよ~この際
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Theme:AKB48(秋葉原48) | Genre:アイドル・芸能 |
Category:グルーヴィ事件譚! | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |
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