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キャンディーズ~ラジオの世界 エグレと年増とドラム缶の美学~

2012.07.25 Wed
お疲れ様です~

野菜嫌いの草食系、特にキュウリ野郎が嫌いなアマチュアジャーナリストのロナです。

キャンディーズ研究のきっかけは、音楽からだった事は言うまでも無いのだが、その辺のエピソードは次回にまわすとして、今回は先行してラジオでのキャンディーズに触れて見たいと思います。

研究に当たってはyoutubeに上がっている非常に貴重かつ膨大なラジオ資料がリソースになってます。

大量に当時の音源をアップされているアップ主の方々に脱帽

感謝、感激です!!

タゲマアイコン他のキャンディーズ記事はこちら

キャンディーズの音楽~レコードデビュー未満~
キャンディーズの音楽~初期のキャンディーズ~
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その①~
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その②~
キャンディーズの1975年
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キャンディーズのライブパフォーマンス~大里マネージャのステージ美学とMMP~
キャンディーズのライブパフォーマンス~キャンディーズのスティーヴィワンダー~


さ~て、今日は時間も無い?ので、早速行きましょう。


~見えない事をいいことに~

キャンディーズの頃、まだ僕は幼かった為「全員集合」や「見ごろ・・・」でのコメディエンヌとしての活躍は記憶に無いので、普通に「お行儀の良いアイドル」というイメージを勝手に持っていたのだが・・・

ラジオ番組は映像媒体と違いトーク力のみが物をいう世界なので内面的な高いパフォーマンスが要求される。
その分、情報量も非常に多いわけだが、さらにラジオという媒体は規制も比較的グダグダなのでタレント達のリラックスした素顔が見られる恰好の情報源だったりするのである。

見えない事をいいことに、ラジオで魅せたキャンディーズのズル剥けた飴玉グルーヴには涙が出そうだった~

エロネタ、糞尿ネタ、自虐ネタ、ドSネタ

今の女子となんら変わらないお行儀の悪いガールズトークの世界

下品で悪カワなキャンディーズがそこにいた。

しかし、さすがキャンディーズ
そこいらのガールズトーカーとは一味違う

洗練された破壊力とグルーヴは完全に時代を超越していたのである。

キャンディーズは「GO!GO!キャンディーズ」というレギュラー番組を文化放送で76年6月から解散する77年4月あたままで持っていた(それ以前もヤング・パートナー ブラボー!キャンディーズとか色々あったようだが)。
最初こそ台本読み中心で比較的抑え気味のグルーヴで進行されていたが、その頃既に三人の自虐スタイルは出来上がっていた。

誰が付けたか知らないが、胸の無いミキは「エグレ」(「エグレの会」を発足、会長を務める)、大人っぽいランは「年増」(「餃子の会」を発足、会長を務める)、太り気味のスーはデブキャラ。
スーのあだ名は特に酷く、後に「ドラム缶」「でっ尻」と呼ばれる様になる(そして、やっぱり「鳩胸出っ尻の会」を発足? 会長になる(笑))。

エグレ、年増、ドラム缶という、ブルージーなニックネームを戴いたアイドルグループ、キャンディーズの面々。
3beabd7c-s.jpg
キャンディーズ(左から年増、ドラム缶、エグレ)

彼女達の「自由への暴走」、スタッフへの襲撃が始まったのは番組スタートから数ヶ月後の事だった。

数ヶ月経ち、随分と調子に乗っていい感じにグダグダ度、自由度をましてきた三人の最初の犠牲者は文化放送のアナウンサーだった吉田照美。

サポートパーソナリティーとして度々登場していた吉田照美が手紙の宛先を音頭に合わせて読んだ際、最後に「お粗末でした」と挨拶したのを受けて、調子に乗った三人は「ほんとお粗末、お粗末アナウンサー」と切り替えした。
これに味をしめた年増、ドラム缶、エグレの三人は吉田に変わって登場した新人アナにも牙を剥く
彼がキャンディーズのスケジュールをアナウンスしている裏で

「だれ?この人」
「知らな~い」
「広島から出て来たんだって~」
「あ、田舎もんか」
「なかなか、いい男ね」
「いい声してるじゃん、声だけ~」
「二枚目ぶって・・・」
「春に入社したくせに~(笑)」

と言いたい放題・・・

その後、登場するアナウンサーは悉くいじられ、馬鹿にされることとなる。
イジリながらも「吉田アナウンサー」とか「照美さん」と節度をもっていたのは最初だけ、いつしか呼び捨てになり、やがて攻撃対象はスタッフへと拡大、関係者男子は軒並み呼び捨てにされた。挙句の果てにはお便りをくれるリスナーのウブな男子までもが犠牲となる・・・。
ただし、やっぱり女子、気に入ったイケメンは優遇(笑)

優遇するも、ただでは終わらないのが飴玉グルーヴ

長尾というイケメンアナ(既婚)と彼をちょっと気に入ってしまったエグレ嬢との「不倫疑惑」をでっち上げ数週にわたってエグレ嬢と長尾アナを弄りたおした。

年増嬢は「冗談抜きで、ミキの事どう思ってるの?」とか奇抜な発言も(笑)

しかし、やっぱり女子、熱しやすく冷めやすい・・・

まもなく、何事もなかった様に長尾アナのネタは収束、後に長尾アナが登場した際は、
「捨てられた男」
「いつまでも愛されてると思うなよ~」
とか、散々な言われよう・・・(笑)

日に日に態度がでかくなる年増、ドラム缶、エグレの三人のグルーヴが頂点に達したのが、キテレツ大百科のテーマソング「お料理行進曲」で知られる有名作詞家、森雪之丞の出現である。

キャンディーズの作詞等(「Dancing Jumping Love」や「さよならのないカーニバル」というライブで極めて重要な楽曲の作詞を担当)を手がけていた強烈キモキャラの若き日の雪之丞先生は、持ち前のドMセンスを発揮?して飴玉女子のドS攻撃を受け止め、キャンディーズの下僕と化した・・・

~宛先ソング~

雪之丞先生の役目は宛先読み係。以前、吉田照美アナウンサーが担当していて三人組に難癖をつけられた係である。
当時、シンガーソングライター志望であった森雪之丞は毎回ギターを持って登場し宛先告知用の楽曲をキャンディーズと共に歌うのが定番であった。

それがこの曲、冒頭、三人組の「上から攻撃」と併せてお楽しみ下さい~
宛先ロック by 森雪之丞 with キャンディーズ

音源リソースはGo!Go!キャンディーズをコンプリートでyoutubeにアップなさっているツワモノ
orenjinoumi2011 さんの「Go!Go!キャンディーズ 第43回 1977年4月17日 Pt.2」から使用させて頂きました。どうも有難う御座います。


これはGo!Go!キャンディーズ第43回に森雪之丞が初めてこの曲を持ってきた時のヴァージョン。
ふざけっぱなしの三人組であったが、ガチでハモってくるその姿を見て雪之丞先生
「君たち、マジにさせないでボクを・・・たのむよ」
「あのハーモニー何?二年間ボクが教えてきた甲斐がありすぎるじゃないか~」
と本音を
ちなみに次の回に森雪之丞のファーストアルバムよりこの曲の元ネタがかかるのだが、その曲がクソかっこいい!!
「ミラクル・ファミリー」という曲でぶっ飛びの変態ニューオリンズファンクなのだ~。
録音メンバーは四人囃子や安全バンド、ハルヲフォンそしてM.M.Pという強力メンバー

森雪之丞/雪之丞見参

検索してみたところ、youtubeはおろか再発もされていない模様なのであんまり知られていない可能性が高い。
僕の周辺には和モノに強い人間がウジャウジャ居るのでこの曲について知ってるか聞いてみよう。

宛先コーナーの曲はリリースされているのもあり、そちらでは「宛先マンボ」も聞ける


リリース音源なので音はクリア。宛先ロックは数回後の物なのでコーラスのクオリティは上がっているが、破壊力は一発目のが一番?

他にも三人のみで歌う宛先ソングもあり、音頭・チャンチャカチャン・オペラ・演歌・小唄・音頭(即興)・ハワイアン・サンバ・マンボと何でもあり~。
ポテンシャルの高さと懐の広さに、只々驚かされる・・・

一曲目の宛先音頭の合いの手が「餃子」と入っているのは、この頃、ランが餃子ばっかり食っていて餃子臭いというネタを散々引っ張っていたから。その流れで年増嬢は「餃子の会」会長となった?

~自虐ソング~

自己犠牲をも厭わないブルース小娘達は、宛先ソングにとどまらず、自らの楽曲の替え歌で自虐ソングを披露までしていた~

ハート泥棒の替え歌で「ランのバストは77センチ」
http://www.youtube.com/watch?v=IQ6IWV5Ki8Q
こんなお馬鹿ネタでもやっぱりハモってくる恐るべき三人組!!

バストネタならやっぱりエグレ嬢の出番という事で

その気にさせないでの替え歌で「エグレと言わないで」
http://www.youtube.com/watch?v=0ANqBPlwvHI&feature=relmfu

さらにエグレ嬢と長尾アナの不倫騒動に関しては

ハート泥棒の替え歌で「エグレ泥棒」
http://www.youtube.com/watch?v=xhoFs8vxj60&feature=relmfu

悪ふざけが過ぎてきた三人組であるが暴走は止まらない、ついに彼女らの代表曲で国民的な名曲、「春一番」にまで手を出してしまう・・・

ハゲ一番
http://www.youtube.com/watch?v=r8-gdhb4wBk&feature=relmfu

暴走小娘三人組はこのナンセンス極まりない替え歌でようやく、やり過ぎである事に気付いたのだった。


~愛の名作劇場 連続ラジオどたま~

芸達者な三人はお馬鹿全開のラジオドラマ(どたま?)でも見事な役者っぷりを披露
中でもインパクト大だったのが以下の二作品

「大奥丸秘物語」
キャスト
・年増の局  - 伊藤蘭
・ドラム缶の局 - 田中好子
・エグレ姫
及びナレーション - 藤村美樹

「鼻紙家の一族」
キャスト
・きんたいちこうすけ - ベンジャミン伊藤
・鼻紙家長女 はながみ - スパンコール藤村
・鼻紙家次女 ちりがみ - アブドラザ田中

特にエグレ嬢演じる「エグレ姫」のばかっぷりと年増嬢演じる「きんたいちこうすけ」のチャラ男っぷり(ショーケンのモノマネ?)は絶品だ。
他にも様々な抱腹絶倒キャラを演じており、ドリフのコントでお馴染みのドラム缶嬢の「過剰お色気キャラ」や年増嬢が「弁護士ペリー・メイスン」のパロディで演じた裁判長のずーずー弁の完成度の高さたるや、さすがというしかない。
また、自分たちでギャグや小ネタを考え出すセンスも持ち合わせており、「ドリフ」や「見ごろ・・・」のネタをラジオに持ち込んでみたり、またラジオで考えたネタをテレビに持ち込んだりと、実に巧みにやってのけている。

実際のところ、三人とも完全に本物のコメディエンヌである事を実感させられる内容だ。
ランとスーは後に女優となるがコメディに出ている印象が無いのがつくづく残念でならない
個人的には芝居のレベルはミキが一番キレていた印象、女優としての彼女を見ることが出来ないのは本当に心底残念である。



~曲がやばい~

キャンディーズのセンス溢れる洗練されたトークのお陰で古さを感じさせない内容となっている番組であるが、さすがにBGMや繋ぎの選曲では時代を感じる。
ぶっちゃけめちゃくちゃカッコいい!!
BGMやSEにはブルース、ファンク、ハードバップが溢れ、CMまでもが最高にグルーヴィなのである。番組中にはキャンディーズの音源以外にも当時の渡辺プロ系のミュージシャンの楽曲がかかるのだが思わぬ楽曲の発見があって、音源面でも得る物がある。
ただし、洗練されたソウルサウンドから演歌まで選曲が多岐に渡るので、時には、スーさんの甘酸っぱい恋話の後に森進一がかかったりという恐るべき事態が起こったりもする・・・(笑)。


~深夜はこんなレベルじゃない?~

ここまで書いたが、この番組は実は日曜の朝っぱらもしくは昼にやっていた番組なのである。

大量のラジオ音源をアップなさっておられるアップ主の方のコメントによると、深夜に大橋照子アナとやっていた番組などは更に上を行くグダグダなグルーヴと破壊力だとか・・・

深夜の飴玉グルーヴ・・・

想像するだけでも、想像を絶する

是非、是非聞いてみたいです!!!


~ギャップにやられる~

ラジオではサービス精神の塊の様なおばかグルーヴを演出してみせてくれる飴玉トリオであるが、公開録音の生ライブではこのクオリティ

Go!Go!キャンディーズ 第28回 1977年1月2日放送より
Close to you ~Shake Your Booty

こちらもorenjinoumi2011 さんの「Go!Go!キャンディーズ 第28回 1977年1月2日 Pt.1 」から使用させて頂きました。どうも有難う御座います。
おなじみのバカラックとKC & ザ・サンシャインバンドのカヴァー

この頃のキャンディーズのユニゾンとハーモニーは神がかってきており
あぁもう・・・


~最高のコメディエンヌ達~

吉田照美さんの回想によると、当時のキャンディーズは超ハードスケジュールでスタジオ入りする時には完全に憔悴しきっているにもかかわらず、本番になるとばしっとあのテンションまでもっていけたそうだ。

『Go!Go!キャンディーズ』の台本の一部として載っていたものの引用

スー:さあ、30分を今日は一時間に延長して!
と思ったけど、ちょいと無理なので、やっぱり
30分メーいっぱいにおおくりする。
三人:Go!Go!キャンディーズ
ラン:(何か絶対にうけるギャグを言って、
周囲のみならず、ラジオの前の聴取者を笑わせること)

ラジオは声しか手段が無いので止まってしまったらNGである、憔悴しきった状態にこんな台本であのグルーヴを演出していたのかと思うと本当に頭が下がる。

エグレ、年増、ドラム缶

ちびっこ三人組の一体何処にそんなパワーが秘められていたのか

目頭が・・・

熱くなる・・・
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