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キャンディーズのライブパフォーマンス~75年まで~

2013.01.17 Thu
タゲマアイコン他のキャンディーズ記事はこちら

キャンディーズ~ラジオの世界 エグレと年増とドラム缶の美学~
キャンディーズの音楽~レコードデビュー未満~
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キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その②~
キャンディーズの1975年
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その③~
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編 最終回~
キャンディーズのライブパフォーマンス~大里マネージャのステージ美学とMMP~
キャンディーズのライブパフォーマンス~キャンディーズのスティーヴィワンダー~

録音中期までの記事がようやく終わったので、ここら辺で録音ではなくてステージのキャンディーズのパフォーマンスについて触れてみよう。


キャンディーズは76年以降はロックバンドと化し、精力的なステージを数々こなしたライブ主義のグループとして知られているが、75年頃までは司会者がついてビッグバンドをバックに歌う、興行然としたステージが主であった。

ポスト天地真理的アイドルとポストピーナッツ的コーラスグループの両要素を持ち合わせ、さらにスクールメイツ出身であったキャンディーズはステージでは歌以外にもミュージカルや寸劇を取り入れる等、多彩なエンタテインメントショーを展開していた。

~今では考えられない音楽的感覚~

渡辺プロというのはジャズシーンからおこった事務所である為、歌謡曲でもバックを勤めるのは本物のジャズミュージシャン達であることが多かった。
キャンディーズに限らず、ナベプロの歌謡ショーはジャズミュージシャンによるビッグバンドをバックに、今では考えられない位、実に音楽的なステージが、たとえアイドル歌手の興行であっても堪能出来たのだ。
さらに70年代まではまだ録音も含め、海外の楽曲を中心とした多くのカヴァー曲を歌手がレパートリーとして持っている時代でもあり、「あの歌手がこんな曲を!」的な世界が当たり前であった。

例えば、ピーナッツのキングクリムゾン「エピタフ」とか

キングクリムゾン1stに入ってるこの曲を、超ガチな感じでライブパフォーマンス。凄すぎる・・・

「エピタフ」はいかにも日本人が好みそうな仰々しい哀愁ナンバーであるが、どうやらヒデキもやってるくさい

Hideki Saijo - Epitaph
https://www.youtube.com/watch?v=8Nk6jzS7H_o
ピーナッツに比べると、なんだかなぁ・・・

「エピタフ」をキャンディーズが歌う事はなかったが、後期のライブではスリードッグナイトの「Going in Circles」のカヴァーの中間部でバックのMMPが「エピタフ」をガチ演奏している。

~初期ステージにおける意欲的なカヴァー~

キャンディーズのライブの特徴といえば、なんといっても洋楽カヴァーが多い事があげられる。
オリジナル楽曲が少ない訳では決してないグループであったが、ステージの前半には洋楽のカヴァー曲がセットされる公演が多く、解散ライブである後楽園球場でのファイナルカーニバルでさえ前半はディスコファンクのカヴァーで占められていた。
キャンディーズのカヴァーというと、76年以降、バンド化してからのディスコソウル系カヴァーの印象が強いが、それ以前もビッグバンドをバックに意欲的なカヴァー曲を色々と披露してくれている。

ビートルズやカーペンターズ、バカラック等の定番以外にもBS&Tのスタンダード「スピニングホイール」(これもプチ定番か)やディープパープルの「ブラックナイト」(これも当時は定番?)まで(笑)。
できるできないはともかく、フレッシュなキャンディーズによる意欲的なカヴァーをジャズオーケストラバックに聴くことが出来るのが75年までのキャンディーズライブの醍醐味であろう。

ということで、ちょっと聴いてみよう

キープミーハンギングオンメドレー
https://www.youtube.com/watch?v=zodlyHva6lw

キャンディーズ 日劇ウェスタンカーニバル 1975年8月26日より、オープニングの「年下の男の子」に続く二曲目で中々、凄いメドレーをやっている(3:50頃から)。
スプリームスで知られる「Keep Me Hanging On」をベースにビートルズやらバカラックやらの中に自らのシングル三曲をねじ込む荒業を披露
「Keep Me Hanging On」から「危い土曜日」をワンフレーズはさんでビートルズネタ「蜜の味」「エリナーリグビー」、そして「涙の季節」をワンフレーズはさみ、バカラックの「サンホセへの道」に強引に「あなたに夢中」を入れ込んで「Keep Me Hanging On」へ戻るというダイナミックなメドレー。

歌唱の出来はともかくとても刺激的だ

そんでもって、もう一発モータウンネタでテンプテーションズでおなじみソウルクラシックス、「ゲットレディ」までやっちゃってる。

キャンディーズ ゲットレディ
http://www.youtube.com/watch?v=RdyYbt76H8c
キャンディーズはライブはこの手のモッドなソウルも結構やってるのだ。そうキャンディーズは最高のモデットでもあったのだ~。
ちなみに「ゲットレディ」は一年後、ロックバンド化してからのMMPバージョンもあがってたのでついでに

キャンディーズ / 三保文化ランド 死ぬのは奴らだ、Get Ready
http://www.youtube.com/watch?v=MguFqQ8ZFrk
MMPによるウィングスの「死ぬのは奴らだ」からゲットレディ。
ミキの「わんっ、つっ~、すりっ、ふぉっ」がたまらない。「その気にさせないで」のイントロがちょっとはいってる~。

祈り組曲
同日の日劇のエンディングには、なんとピーナッツが70年に発表したカヴァーアルバムに収録されている「祈り組曲」を同じスコアで披露。
514WIvrgm3L_SL500_AA300_.jpg
フィーリン・グッド ~ピーナッツの新しい世界~
ジャケからしてマストな匂いぷんぷんなこのアルバムは、A面がバカラック集、B面がブラジリアンアレンジ集となっている。和モノレアグルーヴの決定版だ

キャンディーズはB面のラストに収録されているエドゥロボの名曲「祈り」を中心としたメドレーを披露。
ピーナッツのとあわせて聴いてみよう

祈り組曲 / ザ・ピーナッツ
https://www.youtube.com/watch?v=RzMsCgzrfjM
キャンディーズ 祈りメドレー
http://www.youtube.com/watch?v=eeEE0JibB9A&feature=relmfu

「祈り」から「コンスタントレイン」「デイアンドナイト」「イパネマの娘」という珠玉のブラジリアンナンバーをラウンジマスター宮川先生がアレンジ。
キャンディーズの歌唱はピーナッツの足元にも及ばないが、こんな素晴らしいブラジリアンメドレーを三人が歌っているというだけでももう・・・
ちなみに渋い男性ボーカルは「山ちゃん」こと山崎功さん。この時の司会者です。

~MMP キャンディーズとの初共演~

日劇ウェスタンカーニバルでは重要な出来事があった。当時マネージャーについたばかりの大里洋吉により、気鋭の若手ジャズロックバンドであったMMPがキャンディーズのバックバンドとして数曲であるが初競演したのである。
その際のMMPのステージがこれ

MMP ロウダウン 
http://www.youtube.com/watch?v=xKCqOYGFAog
人のステージで、しかもキャンディーズのステージでこのテンション・・・。
暑苦しいブラスロックを全力でぶつけるMMPも若さ全開だ。ボーカルはチャッピーかな

全身黒ずくめで、キャロルかクールスかといわんばかりのいかついステージコスチュームのMMPは、当初ファンからは総スカン。「帰れコール」が起こる程だった模様。
まさか専属バンド(というかキャンディーズの一部)となってキャンディーズと共に燃え尽きてしまうとは、この時点では誰も想像だにしなかった事であろう・・・

(MMPに関してはかなり言及しないといけないことが多いので今回は割愛します。)

~キャンディーズ10000人カーニバル~

キャンディーズは同年に初のライブアルバムを発表するが、その模様が10月に蔵前国技館で開催された第一回「キャンディーズ10000人カーニバル」である。
img_344892_4031408_1.jpg
キャンディーズ初となる1万人規模のライブ(実動8600人)は、なんとキャンディーズ・カーニバル実行委員会というファン主体の団体の主催で行われた。当時のファンの行動力たるや恐るべきものがある。
キャンディーズは「会いに行けるアイドル」どころか「みんなで作って行くアイドル」だったのである。
このキャンディーズ・カーニバル実行委員会は後に全国キャンディーズ連盟、所謂「全キャン連」という巨大な全国規模の団体へと発展し、第二回の蔵前ライブを主催したり後楽園球場で行われた空前のファイナルステージでも運営側に回っていた重要な存在である。(こちらに関しても別途機会を設けて書きたいと思います。)

このコンサートでは全編バックをMMPが務め、リーダーであるチャッピーこと渡辺茂樹が音楽監督を務めた。

内容はというと、なかなか酷い・・・

リリースされた音源も、無駄に三人のボーカルを左右中に振り分けてあり粗ばかり目立ち臨場感にかける残念なものとなっている。

一年後に開催された第二回の模様も公式リリースされているのだがこちらは決定版ともいえる名盤となっており一年越しのリベンジを果たしたといえる。

その辺の話はまた後ほど・・・

~キャンディーズのライブ意識~

キャンディーズはテレビ世代向けに結成されたグループで東京音楽学院で歌の勉強はしていたとはいえ、ピーナッツの様にデビュー前から興行での実績や実力がある訳ではなかった。
他のアイドル歌手と比べてもとりたてて歌唱力があった訳では無いにもかかわらず、随分と無謀なカヴァーもやっている。
これには本人達もスタッフも軽薄なアイドルエンタテインメントではなく、ちゃんとした音楽エンタテインメントとして成立させようという意志が感じられる。
74年のコンサートにおけるスーの発言
私たちは外国の曲もたくさん入れたかったの。でも、マネージャーは日本の曲中心でいくべきだって主張するわけ。3人とも興奮しちゃって、まるでケンカ腰で議論したわ。結局はしぶしぶ私たちが折れたんだけど、ふたをあけてみたら大成功。マネージャーの言い分を通してよかったって、あらためて納得したの
ドキュメンタリー オブ キャンディーズより)
う~ん、やはり当初から意識が高い。この発言からすると無謀なカヴァーも本人達の意向が随分と反映されての事である様に見て取れる。ちなみにこの当時のマネージャーは諸岡義明、ピーナッツのマネだった人である。
上記で紹介したライブ音源の頃にはマネージャーが大里洋吉に代わり、ライブ熱は更に加速、ライブ主義だった大里氏主導によりMMPとともに、76年にはステージにおけるキャンディーズはロックバンドへと転身を遂げることとなる。

後期のライブパフォーマンスは、まさにキャンディーズの真骨頂ともいえるので数回に分けて書こうと思います~。
MMPと一体となり、さらに驚くべき選曲とステージが展開されるキャンディーズは必聴、必見!!
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Theme:音楽 | Genre:音楽 |
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no subject

空けお目事よろ

ピーナッツのエピタフしか聞いてません。
直近の記事も含めてどんだけ時間が掛かるのか笑

これだけ、ライブでカバーやってる事実を僕は知りませんでした、、無知って怖いね!
- | い | URL | 2013.02.13(Wed) 12:39:40 | [EDIT] | top↑ |

おつ~、久しぶり
最近こんなのばっか書いてるから、いつもコメントくれる人達ドン引きで誰も書き込んでくれない笑
ま、ポイントは芸能ジャーナリストとしてじゃなくて、あくまで音楽ジャーナリストとして書いている事かな。
少年ジャンプ以上に少年ジャンプな、日本の芸能史上もっともロマンチックだったキャンディーズプロジェクトに対する、俺なりのトリビュートかな。
これからもまだまだ続く感じ~

また飲み行こう
- | ろな | URL | 2013.02.13(Wed) 18:27:45 | [EDIT] | top↑ |

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