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キャンディーズのライブパフォーマンス~大里マネージャのステージ美学とMMP~

2013.02.03 Sun
おつ~、ろなです。

最近はキャンディーズの記事を、毎回クソ長いにも拘わらず読んで下さる方が多いようで嬉しい限りで御座います。

今回も傷だらけになりながら、クソ長い記事を書くことになりますが、どうかついて来て下さい、泣きながら・・・。

タゲマアイコン他のキャンディーズ記事はこちら

キャンディーズ~ラジオの世界 エグレと年増とドラム缶の美学~
キャンディーズの音楽~レコードデビュー未満~
キャンディーズの音楽~初期のキャンディーズ~
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その①~
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その②~
キャンディーズの1975年
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その③~
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編 最終回~
キャンディーズのライブパフォーマンス~75年まで~
キャンディーズのライブパフォーマンス~キャンディーズのスティーヴィワンダー~


「キャンディーズは歌謡曲ではじまり、ロックで終った・・・」
大里 洋吉(現アミューズ会長)

大里マネージャの就任はキャンディーズにとって極めて重要な出来事であった。
彼は77年にナベプロを退社するまでの間、ライブパフォーマンスに執着し多くのステージの演出を手掛け、キャンディーズを一流のライブグループへと変貌させた。
キャンディーズが日本の芸能史上において最もロマンチックな存在たらしめた要因の多くがそのライブパフォーマンスにある。キャンディーズの魂は「大里イズム」により生み出された「至高のロマン」であった。


~MMP(ミュージックメイツプレイヤーズ)~

ライブ主義者であった大里マネージャは革新的な試みに出る。それまでビッグバンドをバックに興行然とした、従来の歌謡曲的なステージを展開していたキャンディーズに意欲的な若手ロックバンドを専属バックバンドとして起用したのだ。
GS期には美空ひばりとブルーコメッツをはじめ、いくつかの「女性歌手+ロックバンド」のコラボレーションがみられたが(録音スタッフであるギターの水谷公生率いる、松崎Pと穂口先生も在籍していたアウトキャストも小畑ミキというタレントでこの手のコラボをやっている)、専属となると前代未聞の試みであったであろう。

ジェーンジェーン_小畑ミキ&アウトキャスト
http://www.youtube.com/watch?v=pHq_No-xdh0


「この子たちをここまでひとつの大きなブームに持っていったのは、大里さんが作った部分だよね。ピンクレディが売れていようが何しようが、ライブでは絶対負けないっていうぐらいに、大里さんはステージにかなり力をいれてた。大里さんが異常にステージ好き人間だし、ステージが良ければ客は絶対逃げないっていう、あの人の持論があるからね。」
松崎プロデューサの発言(ドキュメンタリー オブ キャンディーズより)

打診をうけたのは当時、大里氏がマネージメントしていた、あいざき進也のバックを務めるブラスロックバンド「MMP」である。
ミュージックメイツプレイヤーズという名前のこのグループは、かつて大里さんがマネージャを務めていたGSバンド、「ザ・ワイルドワンズ」でアイドル的な人気を博したキーボーディスト「チャッピー」こと渡辺茂樹が結成したブラス、パーカッションを含めた大所帯バンド。

-2013-01-29 224628
MMP
77年日劇ウエスタンカーニバルのパンフレットより。つか、どうみてもその筋の連中にしかみえない~笑
リーダーのチャッピーは上段真ん中

こんなチャッピーさんですが、ワンズの頃はジュリー、ショーケンに次ぐ「三大王子様キャラ」の一人でした~。
album.jpg
左からチャッピー、ジュリー、ショーケン

~ワイルドワンズとチャッピー~


68年に16歳で加入したチャッピーがセンターを務める「バラの恋人」。映像は69年の日活映画「愛するあした」に出演した時のもの。
くそ可愛い16歳のチャッピーと鬼可愛い松原智恵子に注目。
ちなみにチャッピーは加藤茶の従弟です~

ちょっとそれてしまうがこの映画の主題歌、伊東ゆかりが歌う「愛するあした」は和製ボッサの究極ナンバーなのでついでに

鬼カワな松原智恵子が拝めるのでこの映画のオープニング映像で珠玉の和ボッサを堪能して下さい。

ザ・ワイルドワンズは寺内タケシとブルージーンズだった(スパイダーズにも二ヶ月だけ居たっぽい)加瀬邦彦が作ったグループで「想い出の渚」等、健康的なイメージが一般的であるが、中々の曲者グループ。

ones_.jpg
67年のファーストアルバム「ザ・ワイルド・ワンズ・アルバム」
子供が多かった他の次世代GSバンドと異なり一枚目から全曲オリジナル。加瀬邦彦の当時としては珍しかった12弦エレキのサウンドもさることながら「ジャストワンモアタイム」等の英詩によるオリジナル曲は殆ど中期ビートルズばりのクオリティだ。「オールオブマイライフ」という曲では何と日本初のテープ逆回転による演奏を披露する。フォーキーなイメージが強いが69年のライブ盤ではクリームの「サンシャインオブユアラブ」をバリバリのジャズロックで再現する等、先進的なグループでもあった(残念ながら、音源はアップされてなかった~)
リーダーの加瀬さんは経験豊富かつ極めてハイセンスな人物でセルフプロデュースが実に巧み。ティーンの間でGSが爆発的に流行りだすと、16歳のチャッピーをすかさず新加入させアイドル化にも上手く対応した。
作曲家としても優秀でタイガースの「シーシーシー」をはじめ、特に沢田研二の楽曲は数多く手掛けている。
ジュリーとは親交が深くプロデューサーも務めており「ジュリー with ザ・ワイルドワンズ」という企画バンドは記憶に新しいところだが、なんと最近はモモクロに曲を提供し、、百田夏菜子 With ザ・ワイルドワンズなんてのまでやってのけてしまった~

百田夏菜子 With ザ・ワイルドワンズ
http://www.youtube.com/watch?v=FpGvbgh8ez0
ギンギンのサーフギターはサーフコースターズの中シゲヲさんらしい(笑)。しかし歌が・・・酷い・・・

加瀬さんはビートルズの来日公演の前座をブルージーンズが務める事になった時、前座のバンドは演奏が終わったら公演が終わるまで楽屋から出れない事を知り、「それではビートルズのステージが見れない」ということでブルージーンズを脱退したそうだ・・・、凄い~。

ちなみにスーはチャッピー在籍時のワイルドワンズのステージを見に行った事があるらしく。チャッピーに対し「あの頃は可愛かった・・・」的な事を言っていた。チャッピーは結構キャンディーズにいじられる事が多い。
「タイガースにルックスの面で今一歩及ばなかったワイルドワンズの・・・」とか紹介されていた事も。
さすがキャンディーズ(笑)

~キャンディーズ、バンド化計画~

当時はあいざき進也のバックを務めていたMMPにキャンディーズのバックを依頼したのが、前回の記事で取り上げた75年の日劇である。

しばしば語られるエピソードであるが、当初リーダーのチャッピーはキャンディーズの話を断っていた。
「男らしいステージをやりたいので、女子がかわいらしく歌うだけのステージはやりたくない・・・」、簡潔に言うとその様な理由であったが、「僕がいやだと言った事になっている」的な発言もみうけられ、チャッピー自身はそんなに嫌でもなかったのかもしれない?。
「バンドの総意」として断ったという形で語られているが、それもどうだろう?
MMPは74年にあいざき進也のツアーバンドとして結成されたようで、結成に関しても大里マネージャが大きく絡んでいるような匂いもあり、実際断ったりしていたのかどうか真相は不明。

あいざき進也- 北へ北へ
http://www.youtube.com/watch?v=TmhpUxGCCio
1976年の2月に発売された「恋はあまのじゃく」のB面の曲で作詞はあいざき進也、作編曲がMMPのギター、西村耕次。演奏はMMPである。あいざき進也のスタッフはキャンディーズのスタッフとかなりかぶっており、スクールメイツでもあった彼はキャンディーズの兄弟分。
MMPは76年の紅白では大里さんがマネージャをしていた梓みちよのバックも務めており、大里洋吉専属バンドであったともいえる。

75年の8月、日劇ウエスタンカーニバルで「黒ずくめにグラサン」という井出達で登場した(上記写真参照、写真は77年のものです)MMPの違和感に当然、ドン引きする客も多かったようで野次も飛んだと言われている。

しかし、大里マネージャの「ステージ美学」はすでにもっと先が見えていたのか同年の10月に行われたキャンディーズにとって初となる1万人規模のステージ「第一回蔵前国技館10000人カーニバル」ではチャッピーが音楽監督を務め全編MMPがバックを付けた。

この様な革新的なステージ演出を行おうとする大里マネージャに対し、当初キャンディーズは難色を示していたとも言われる。初期のキャンディーズを支えてきた前代の諸岡マネージャに全幅の信頼を寄せていた反動からか、楽屋に鍵をかけて大里マネージャを入れてくれなかったりという出来事もあったらしい。
なんて我侭な・・・、キャンディーズは「仲良し女子三人組」ということもあり、機嫌を損なうと相当やっかいな存在でもあったのだ。

「蔵前のカーニバル」はキャンディーズ・カーニバル実行委員会というファン主体の団体が主催し、キャンディーズを招く形で行われた「ファンが作るイベント」であるが、企画自体は大里マネージャーによるものだったかもしれない?
MMPの演奏はまだまだ荒っぽく「キャンディービート」は確立されていないが、キャンディーズ応援歌として、後のライブには欠かせない楽曲となる「SUPER CANDIES 」が早くも登場している。
この曲はキャンディーズが着替えで引っ込んでいる間にファンを盛り上げる為にMMPのみで歌われるというなんとも凄い曲。アイドル的なグループのバックバンドがここまでやってしまう事にただただ驚いてしまうが、難色を示しているグループがここまでやるだろうか?やはりここでも「バックバンドを断った話」には違和感がある。

まぁ、いずれにせよ「バックバンドがフロントマンの一番のファンである」という極めて理想的な形を具体化したこの演出は、キャンディーズをよりロマンチックな存在にした事は間違いない。

キャンディーズ スーパーキャンディーズ(ランちゃんMCつき)
http://www.youtube.com/watch?v=qedE-A9nly4
これは78年4月4日の後楽園でのファイナルカーニバルのもの。
「いつもは衣装変えでちゃんと見た事がないのですが今日は皆さんが歌ってくれているところ、見たいと思います。」
感動的なランとチャッピーのMCから、弱冠17歳(16か?)の西慎嗣がティーンとはとても思えないボーカルでやんちゃに客を煽りまくる!これだけ聴くともう何のライブかわかんない(笑)

スタジオ盤はキャンディーズが解散宣言をした後、77年12月にキャンディーズ16枚目のシングル「わな」と同時発売されたMMP名義では初のシングル。解散特需ビジネスと揶揄されもするが、そんな事は関係ない。

c669a18f.jpg
SUPER CANDIES スーパーキャンディーズ / MMP
http://www.youtube.com/watch?v=7vtPp-sg0jo
森雪之丞 作詩/新田一郎 作曲/MMP&HORN SPECTRUM 編曲

アップテンポな8ビートにマニアックなリフが絡む、完成度の高い楽曲はMMPのトランペットだった新田一郎の物。
当初はボーカルも新田さんがやっていたが、発売時にはすでにMMPを脱退して「ホーンスペクトラム」(後のスペクトラム)として活動していたので、ここでのボーカルは上記同様、西慎嗣。新田一郎ボーカルバージョンも存在したようであるが残念ながらお蔵入りしてしまった。
楽曲も相当マニアックであるが、歌詞がまた凄い!!
img024.jpg
「おまえらにキャンディーズはわたさねぇ」と言わんばかりにバックバンドがオーディエンスを煽りまくるという超肉食系なノリ。
MMPにはアンチもクソも無い、気合入れないと全員ぶっ飛ばすのだ~
作詞はファンの人間が書いた物と言われるがクレジットは森雪之丞となっている。う~ん、演出の匂いが・・・。

B面のSEE YOU AGAIN CANDIESはチャッピー弟の渡辺直樹作のアーバンライトファンク
http://www.youtube.com/watch?v=j2fpae2Lr2E

他にも色々トリビュート曲があり、キャンディーズはミュージシャン受けもよい「異様な存在」であった。

MMPはもう一枚シングルを出している。発売日は78年4月5日、キャンディーズが解散した翌日である。
MMPもキャンディーズ解散とともに解散する事を決めていたので、これがラストシングル。

悲しき願い / MMP
http://www.youtube.com/watch?v=hkkOXMVU8-4
「だ~ぁれのせいでもありゃしな~い~」尾藤イサオでお馴染みのあれですな。
ボーカルは勿論、柳ジョージ・・・ではなくて西慎嗣です。


という事で、結局キャンディーズについて殆ど触れることが出来ないまま、文字数がかさんできてしまったので、今回はこの辺で~。

MMPについては触れないといけない話がまだあるし、肝心のキャンディーズのライブパフォーマンスに関しては一つも取り上げてないので、あと数回はライブの話が続く感じになりそう・・・。

ライブパフォーマンスについては極めて重要なので、傷だらけ覚悟で気合入れて書きます。
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Theme:音楽 | Genre:音楽 |
Category:グルーヴィ音楽譚! | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |
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凄い

凄いに尽きる。
私にとっては初めての専門的なキャンディーズ論です。
続きを楽しみにしています。

外国に居住するキャンディーズファンより。
- | tora | URL | 2013.02.04(Mon) 01:15:16 | [EDIT] | top↑ |

no subject

有難う御座います~

昨年から書き始めましたが、まだようやく半分程度です。まさかこれほどのボリュームになってしまうとは僕も思っていませんでした・・・。
実は恥ずかしながら、僕はキャンディーズのエンタテインメントを知ってまだ半年たらずしかたっておりません。
こんな素晴らしい珠玉のエンタテインメントを今まで知らずにこの歳になってしまった事を恥ずかしく、そして悔しく思い、この様な大規模な記事を書くに到りました。
今年はキャンディーズ、レコードデビュー40周年です。
ファイナルカーニバル完全版をはじめ、まだ眠っているであろう記録がリリースされる事を願って、僕も精一杯、傷だらけに成りながら書き綴りたいと思いますので、宜しくお願いします~。
- | ろな | URL | 2013.02.04(Mon) 23:17:53 | [EDIT] | top↑ |

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