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キャンディーズのライブパフォーマンス~キャンディーズのスティーヴィワンダー~

2013.02.09 Sat
おつ~、ろなです。

前回はキャンディーズのライブ記事といいながら一曲もキャンディーズの曲を紹介しなかった・・・
今回はキャンディーズによるスティーヴィーワンダーのカヴァーについて、なんだか微妙?

タゲマアイコン他のキャンディーズ記事はこちら

キャンディーズ~ラジオの世界 エグレと年増とドラム缶の美学~
キャンディーズの音楽~レコードデビュー未満~
キャンディーズの音楽~初期のキャンディーズ~
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キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その②~
キャンディーズの1975年
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編その③~
キャンディーズの音楽~中期のキャンディーズ録音編 最終回~
キャンディーズのライブパフォーマンス~75年まで~
キャンディーズのライブパフォーマンス~大里マネージャのステージ美学とMMP~



75年、大里マネージャの案によってキャンディーズのバックを務めたMMPは翌年76年には専属のバンドとなり、キャンディーズとMMPはライブ活動を共にするようになる。

ミキ、ラン、スーによるキャンディーズはマルチタレントであったのでシーンごとにキャラクタを使い分けていた。
コント番組におけるコメディエンヌとしての顔、その他の番組における礼儀正しいしとやかな女子、自分達のラジオ番組におけるグダグダで破天荒な小悪魔、レコーディングにおけるコーラスグループ、そしてステージにおける彼女達は「黒ずくめの男達」を従えた(支えられた)大所帯ブラスロックバンド「キャンディーズ」のフロントマンであった。

ステージはキャンディーズプロジェクトの最大のウリで、大里マネージャとMMPのリーダー、チャッピーのプロデュースのもと生み出された「キャンディービート」はアーシーでロマンチックなグルーヴを日本中に撒き散らしたが、キャンディーズのステージは、かつてゴールデンカップスやダイナマイツのような一部のGSグループがライブでは録音したヒット曲を一切やらずにR&Bばかりを演奏していた事を彷彿とさせる「熱いステージ」になっていった。

~音楽的啓蒙~
もともと洋楽カヴァーは多くこなしていたキャンディーズであったが大里マネージャ、そしてMMPによってその色はさらに濃くなり、ビートルズ、バカラックといった定番カヴァーを超え「まさかこんな曲を」的驚愕カヴァー(歌える歌えないに拘わらず)を次々と発表していった。
もともと洋楽好きであった彼女達であったが、大里マネージャ、MMPがついた事により多くの音楽的感覚がこの時期よりもたらされる事となった。業界内でも評判の良かった彼女達は、レコード会社からも大量のレコードサンプルを貰っていたであろうから、他のアイドル的なグループに比べて遥かに洗練された音楽的感覚と知識を身に付けていたと思われる。

~スティービーの「Sir Duke」を日本で一番早くカヴァー~
キャンディーズのカヴァーで印象深いのがスティーヴィーワンダー(ラン曰くすけーべーワンダー、笑)のカヴァー。知る限りでは「Sir Duke」「Isn't She Lovely」「Another Star」の三曲、いずれも76年の「Songs In The Key Of Life」に収録されている歴史的名曲だ。「トーキング・ブック」「インナーヴィジョンズ」「ファースト・フィナーレ」という神業三部作に次ぐ作品である「キーオブライフ」は、これも含めて「スティーヴィー四部作」とも言われる程、創作力が頂点に達していたスティーヴィーのまさにモンスターアルバムだった。
「まさかキャンディーズがスティーヴィーを・・・」、もうそれだけで仰天感動である。当然、ただでさえ難しいスティーヴィーを彼女達が歌いこなせる訳も無いが、「三人がスティーヴィーワンダーを歌う」それが重要!!
個人的には「マイシェリーアモール」も歌って欲しかった。
keyoflife.jpg
Key Of Life
僕のアイドル、スティビーワンダー。
半音を活かした高度に洗練されながらも実にポップで心地よいメロディーは未来永劫絶対に古くならない究極である。アレンジもまた次元を超えたものでシンセの使い方なんかはもう神業!音作りが多少しょぼくてもスティービーに弾かせると何故か最高にグルーヴしてしまうのが恐ろしい。

この中で正式リリースされているのが「Sir Duke」

キャンディーズ 『SIR DUKE』
http://www.youtube.com/watch?v=z_mUsS8XnZ0
蔵前国技館10,000人カーニバルVol.2に収録されている。歌うのは勿論、スティーヴィを敬愛するミキ!
「がなり」や「スキャット」に果敢に挑むミキがなんとも愛しい。
歌いこなせてはいないが、やっぱりミキのロングトーンはグルーヴしている。

しかし、驚かされるのはその開催時期だ。「キーオブライフ」が発売されたのは76年10月8日(9月28日との説も)、そして「蔵前国技館10,000人カーニバル」は10月11日に行われている。
そう、発売日の三日後にはステージで歌われているのだ。これには少なからず会場にいた洋楽ファンは衝撃的であっただろう。
76年は兎に角ステージの数が多いが、記録が無いので正確なところは解らないが発売日前から歌われていたという話もある。
なぜこんな事が出来たのかというのは有名な話
「大里さんがね、いいのがあるよって、キー・オブ・ライフの発売前に手に入れたテープを聴かせてくれて、それでその中から選んだの。」(ミキの発言 ドキュメンタリー オブ キャンディーズより)
当然、日本で一番早くステージでこの曲を歌ったのはキャンディーズということになるであろうが、1万人規模のステージで歌われたのは、本人も含め世界初だったかもしれない。蔵前は12月にレコード発売されているので、「SIR DUKE」のカヴァーを含む最も早い作品といえる。

キャンディーズ Isn't She Lovely
http://www.youtube.com/watch?v=-UOgWpwc1ZM
ずばりの音源がなかったので梅田コマ千秋楽 1977年8月8日より、「SIR DUKE」に続き10:20頃からMMPのセクシーな導入で「Isn't She Lovely」が歌われる。ここでは三人がユニゾンで歌っているがキーがもう少し高くても良かったかも。youtubeにアップされた方の説明によると、このライブは「キャンディーズ版オルタモント」(ストーンズのオルタモントの悲劇)と言われ、解散宣言をしてまもないライブで大荒れに荒れ、ファンがステージに乱入し大混乱となったそうだ。それでも彼女達は袖に引っ込むことも無く、ランはキースばりに毅然と「私達最後ま­で歌いたいんです・・・最後まで聞いてください」と言い放ったらしい、さすがラン、男前・・・。
例によって一曲目からサンタナの「Carnaval」、ヤングラスカルズの「Good Lovin'」等、言及しなければいけない曲をやっているので、そちらは後ほど。

そんでもって一番驚きなのがこれ

キャンディーズ「 ANOTHER STAR 」
http://www.youtube.com/watch?v=CwwFETlTx0s&feature=related
1977年3月27日、デビルキャラバン初日の大阪フェスティバルホールの音源
これはバンドサイドからのリクエストだったのだろうか?バンドがやって見たい気持ちになる曲ではある。
後のハウスミュージックにも大きな影響を与える、スティーヴィーのガラージクラシックス!
クソかっこいいMMPのラテンイントロからしてもう別次元なこの曲は日本語で歌われている。歌詞は恐らく森雪之丞先生であろう。
ラン、スー、ミキがそれぞれソロパートをもち、サビはユニゾン。三人の歌唱は中々しょっぱいものがあるが、この曲の日本語バージョンは他に歌ってる人いるのかな?
あ、八神純子の「みずいろの雨」の元ネタだった~

八神純子 【みずいろの雨】
http://www.youtube.com/watch?v=Ej7_Yj2ph88
なんとなくぽっちゃりしたランがピアノ弾きながら歌っているように見えなくもないが、スティーヴィやるなら、やっぱりこれ位歌えないと・・・。キャンディーズにはハードルが高すぎた~

とりあえず、この曲はオリジナルを聴いてみよう
Stevie Wonder Another Star
http://www.youtube.com/watch?v=mGIIegMncWg
スティーヴィーはマルチ奏者であるので一人で一曲仕上げてしまうが弦楽器はやらない?のでこの楽曲ではジョージベンソンがギター弾いてます。

「Sir Duke」「Isn't She Lovely」「Another Star」と三曲とも「キーオブライフ」収録曲であったのには意図が見受けられる。大里マネージャーのコンセプトは「最新の洋楽ヒット曲を歌わせる」もっと言うと「最新の良質な音楽を取り入れる」ことであった。最新作であった「キーオブライフ」からのみ選曲した理由は「スティーヴィを歌わせる」というよりもそちらの意味合いが大きかったのかもしれない。
「Sir Duke」のカヴァーの例でみられる様な導入の圧倒的スピード感は、まだまだ「洋楽至上主義」であった多くの音楽ファンを驚かせたことであろうし、キャンディーズから洋楽を知ることとなったファンも多かったであろう。
実際、当時の「洋楽主義者」の中でもキャンディーズは別格扱いで「隠れファン」が多かったという記事もよく見かける。

キャンディーズはテレビタレントという特性を持ちながら、本来、ミュージシャンが担うべき音楽的啓蒙という役割も果たす、稀有な存在であった。


現在では中田ヤスタカがプロデュースするPerfumeが、歌詞、楽曲、サウンドメイク、どれも申し分なく素晴らしく、コアな音楽ファンの観賞にも堪えうる「稀有な存在」として君臨しているが、彼女らの所属事務所が大里洋吉氏が立ち上げた「アミューズ」であることは偶然では無いはずだ。
Perfume+Spending+all+my+time.png
Perfumeを「平成のキャンディーズ」的に語る記事もよく見かけるが、
まぁそこまでは行かないにせよ、「大里イズム」が今なお健在である事を証明する存在である事は間違いないであろう。

次回もライブの話がまだまだ続きますので、宜しくお願いします~。
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Theme:音楽 | Genre:音楽 |
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