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傷だらけのおっさんは泣きながらかわいこちゃんの夢を見るか?

2009.11.14 Sat
前回、長々とサラ・コナー書いてしまったが、折角だから前回触れた「アルファヴィル」と「ブレードランナー」を観賞しなおした所、殆どこの2作品は兄弟である事が判明

この二人の兄弟の似てるとこ、似てないとこを分析してみよう

~プロフィール~

「アルファヴィル」
alphaville1

生年月日(公開日):1965・5・5
出身地: フランス
親(監督等): ジャン=リュック・ゴダール監・脚
性別(ジャンル):SF


「ブレードランナー」
3577fb3b.jpg

2007年版の予告編がけっこうかっこいいぞ(画像クリック)

生年月日(公開日):1982・6・25
出身地: アメリカ
親(監督等): リドリー・スコット監 原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 」68年
性別(ジャンル):SF

SFの中でも両者、機械と人間の闘争というテーマを題材に作られた作品であるが、視点が正反対である。

アルファヴィル:   機械に制御されている人間
ブレードランナー:  人間に従属物として扱われる機械

前者は人間側からの視点、後者は機械側からの視点という感じ

最終的には両者ヒューマニズムに帰結するのだが、同じテーマで別々の視点から同じ点に着地する

生年月日からみて、アルファヴィルが兄でブレードランナーが弟と見て取れるがその通り
ブレードランナーの中にはアルファヴィルからの影響が随分と見受けられる

調べてみると、やっぱりブレードランナーはアルファヴィルへのオマージュ作品くさい


~アルファヴィル → ブレードランナー : 設定に見られる影響~

アルファヴィル

主人公 : レミー・コーション  
職業   : 探偵
任務   : 電脳都市アルファヴィルからの重要人物の救出もしくは抹殺
ヒロイン : ナターシャ、洗脳されて感情を抱く事が禁じられている無機質な女

ブレードランナー

主人公 : リック・デッカード
職業   : ブレードランナー(人間の中に紛れ込んだアンドロイドを捜査し処分する人)
任務   : 同上
ヒロイン : レイチェル、感情を持つアンドロイド(レプリカント)で自身を機械だと認識していない? 女


共通して言えるのは近未来を舞台にしたハードボイルドである点だ
ブレードランナーにおいて言及される多くはビジュアルイメージでるが、初期設定におけるハードボイルド感はアルファビルに拠るところが大きいと思われる。

ブレードランナーはフィルム・ノワールの要素も併せ持つ、なんて言われるがその影響もアルファヴィルにあったりするのか?


10263969.jpg
ブレードランナーといえば、強力わかもと!
舞台は歌舞伎町です(画像クリック)



~アルファヴィル → ブレードランナー : シーンに見られる影響~


アルファヴィル : 論理に批判的な感情を抱かないように洗脳が済んでいるか、機械が人間に尋問するシーン
ブレードランナー : 人間に紛れ込んだアンドロイドを見破る為に捜査官が尋問するシーン

前者は機械による人間探し、後者は人間による機械探しである

アルファヴィルでは尋問中に巨大な換気扇のイメージが登場するが、ブレードランナーでも同じようなイメージが使われている、また前者で登場する尋問の緊張感を示すマイクは、後者では嘘発見器の様な器物に変わっている。


~アルファヴィル → ブレードランナー : ヒロイン~


フィルムノワール的に考えると、ヒロインは男を破滅させる悪女、所謂ファムファタールとなるが、アルファのナターシャ、ブレードのレイチェル共に性質の悪い女キャラでは無い・・・

アルファヴィル
ナターシャ(アンナ・カリーナ)

地球生まれであるが、アルファ60の洗脳により記憶が抑圧されており、地球での記憶は喪失している。
洗脳されている為、符号化された行動しか取れないでいるが、外部の国に興味があり、地球人であることを示唆する様な一面を持つ


ゴダールのかみさんでヌーヴェルバーグのミューズ、アンナカ姫・・・
「気狂いピエロ」のマリアンヌよりもこの作品でのアンニュイでイノセンスなナターシャの方が魅力的
おっさん、アンナカ姫好きなので、やっぱ写真大盛りで

ma_8.jpganna.jpg kate-beckinsdale-for-mean-mag.jpg600full-anna-karina.jpg
movie-anna-karina-pierrot-le-fou-de-jean-luc-godard.jpg anna-karina.jpg
anna5wj8.jpg2964853735_8ce1636134.jpg


日本のアンナカリーナこと緑魔子
c0058954_253060.jpg  0612183.jpg
 
タイトル「おえつ」って・・・やっぱすげ~よ昭和歌謡は


ブレードランナー
レイチェル(ショーン・ヤング)

レプリカントの開発者タイレルの秘書で、自らもレプリカント、しかしそれを自覚しても中々受け入れられずにいるロマンチックな機械

tumblr_koj8v1syTd1qz4xuzo1_500.jpg      gg-blade_runner_girls.jpg
仲悪かったハリソンフォードとショーンヤング   ショーンヤングとダリルハンナ
                              おっさん十代の頃はダリルに夢中でした!

ストーカー女優のショーン・ヤングの代表的キャラであるが、撮影当時、主演のハリソンフォードにぞんざいに扱われ不仲のまま撮影されたらしい


アンニュイな人間、ナターシャとロマンチックな機械、レイチェル

相反する立場の二人は文明という矛盾の中で電気羊の夢をみる・・・

エンディングにおいて、ナターシャが初めて「愛してる」という言葉を発し、レミーと車で逃げるシーンはそのまま、ブレードランナーのエンディングでデッカードとレイチェルがキスを交わし駆け落ちするシーンに投影される。


殆どアルファヴィルのブレードランナーに与えた影響になってしまった~

似てないところと言えば一目瞭然、映像だ

時代の違いもあるが、アルファヴィルでゴダールはSFの世界を描くのに、当時のSFでよくあった様なレトロフューチャー的な表現方法はとらず、当時のフランスそのままを使った。

この作品のテーマ同様、映像においても文明に対する鋭いメッセージを投げかけるゴダール。

一見、何の変哲も無い風景だがそこに暮らす人間だけが何かおかしい
不気味な未来をSF的手法をとらずに描くアヴァンギャルドな手法はさすがだ

ブレードランナーはもう、映像の映画!
ここに描かれる退廃的な未来の風景は何かリアルで、今見ても説得力がある
サイバーパンク映画として後のSFに多大な影響を与えたのも納得

しかし、決して明るい未来の風景を描かない姿勢はゴダールに通ずるものがあるといえる

ファッションでいうとモッドな兄、アルファヴィルとパンクな弟、ブレードランナーという感じか・・・

とにかく、この2作品は続けて見るととてもいいかも


そうだ~

こんだけSFについて書いてたら、思い出してしまった~

とんでもない未来を描いたSFを・・・

「デリカテッセン」









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Theme:特撮・SF・ファンタジー映画 | Genre:映画 |
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