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グルーヴ探偵ろな~眠れる森編~ 第十二傷① 「チョビヒゲ、普段は新堀ギターで講師やってます 第一部」

2010.06.13 Sun
■□ハードボイルド探偵小説~グルーヴ探偵ろな!~■□

※これは小説です!
ついでに、この作品はフィクションなんで、実在する人物、団体とは基本的に関係無いっぽい感じです…

俺はグルーヴ探偵ろな、傷だらけさ

思いのほか、木村よなの出番が多くなってしまったので、今回はザ・ブラームスのチョビヒゲ(ドラム)に色々語ってもらうっぽい感じ

そんでもって今回も俺は登場しません、さーせん…


~登場人物~

ろな - ハイサークルタウンに事務所を構える傷だらけの探偵、いつもグルーヴというロマンを探している、泣きながら…。

チョビヒゲ -ザ・ブラームスのドラマーを嫌々やっているが本職はギタリスト、老舗のギター教室「新堀ギター」でギターの講師をやっているっぽい
モリーこと林田守とは幼馴染みだが…
ま、今回は色々語ってもらう

林田守 - 宮崎そらが探している、元センターGUYの森ボーイ? モリーと名乗り、ザ・ブラームスを率いて活動中、宮崎そらは「彼は、行方不明になった」と言っていたが…?


とりあえず俺に仕事をくれ~


それでは、第十二傷~第一部~スタート!!


あだ名、それは人間の指標である

あだ名により、人は人物像を想像する

あだ名の浸透度が深いほど、その人間はあだ名に従って生きていかなければならない

長年、定着したあだ名は覚醒して、本来の名前を奪い、人格すらコントロールする様になる

あだ名に従って生きる

俺はあだ名に征服されたのだ…





俺はチョビヒゲ、ザ・ブラームスのドラム、そしてリーダーの林田守とは幼なじみ、小学~高校までずっと同じクラスだった


誰もが違和感とセンスを疑う俺のあだ名「チョビヒゲ」

もちろん好き好んでこのあだ名を使っているわけではないし、髭は薄い方なので一度も生やした事は無い

もう俺の人生の半分近くこのあだ名で呼ばれているが、もはやそうしか呼ばれなくなってしまった

俺には「隆之」という名前があるのだが、最近付き合いのある人間はこのあだ名になってから知り合った連中しかいないので俺の本名を知っている奴は、もはやどこにもいない…

隆之はもう存在しない

俺のあだ名が人に知れるたび、坂田明のくだりを説明しないといけないのが嫌で
俺はすっかり人と会うのを避ける様なタイプの人間になってしまった

チョビヒゲとして生きていく事

俺の宿命…


チョビヒゲと呼ばれる様になったのは小学4年の時

子供は残酷なものだ

個性化の過程に至らない野蛮な感性にはモラルなんて物は存在しない

画一化された勝利が常に正義となるのだ

小学4年生の秋、運動会の日

珍しく俺の親父が子供の運動会を観に来た

そして事もあろうに父兄参加プログラム「お父さんと走ろう」に出ると言い出したのだ

俺は反対した

普段、走るところなんてみたことない上に、何より当時からもう禿げ上がっていたおやじをみんなに見られるのが恥ずかしかったのだ

反対を押し切って、おやじは出場し案の定、コーナーを曲がりきれずに転倒、保健室に運ばれた

否が応にも目だってしまった俺に、林田守がニヤニヤしてよって来てこう言った

お前のおやじさん、派手にやったねぇ、つかお前のおやじ、坂田さんっぽくね…

坂田さんとは、近所の商店街で有名な金物屋のおっさんの「あだ名」

有名なわりには誰も名前を知らないので、ちょっと見た目がサキソフォニスト坂田明氏に似ているという理由で「坂田さん」という、あだ名にはいささか不適切な呼称が付いた(勿論、林田がつけたのだ)

その「坂田さん」というあだ名のおっさんに俺の親父が似ていると、林田がわざわざ言い触らしたおかげで、みんなが親父の「坂田さん」度を確認する為に親父を見に来てしまった

それ以来、俺の親父も「坂田さん」というあだ名になってしまう

その影響下、俺にも坂田さんが波及

俺まで「坂田さん」と呼ばれる事は無かったが、代わりに元ネタである坂田明がチョビヒゲを生やしているという理由で俺は「チョビヒゲ」となった

坂田明に似ている人に似ている親父がいる俺に坂田明の特徴をあだ名として付ける…

ややこしい話だが、俺はチョビヒゲとは殆ど無関係にもかかわらず、こんな気の利かない、呼びやすくもないあだ名を付けられたのである


浸透するはずの無かったこのあだ名であるが、学校でも子供たちを扇動するのにひときわ長けていた林田がまた、しつこく使った事により、すっかり定着してしまった

001akira.jpg
山下洋輔トリオで有名なラディカルサキソフォニスト、坂田さん
実は坂田さんもチョビヒゲでは無い、単にそれっぽい印象があるだけだ

折角だから動画をみてもらいたいのだが山下時代では無く、渡辺香津美とのセッション

SUMMER TIME 坂田明 With 渡辺香津美

そんでもって彼の息子さんはフィッシュマンズが健在だったら成立しないバンド、ポラリスのドラマーだったっぽい

Polaris / 光と影


こんな自分の特徴でも何でも無い事を元に付けられたあだ名は、勿論願い下げであったが、途中まで本名を言いかけてるのにわざわざ言い直してまで「チョビヒゲ」と呼んでくる林田に物申す事は出来なかった

俺は罪悪感を握らされていたからだ

運動会のちょっと前の事だが、林田がやっていたファミコン(ディスクシステム)「ゼルダの伝説」のクリア寸前までいっていたデータを、俺が誤って消してしまったのだ

林田は笑って許してくれた様に見えたが、俺にはしっかりと罪悪感が残っていた…

そんな事もあって俺は林田に強く言えない心境だったのだ


あらゆる感情は時間とともに風化する

俺の罪悪感も時間がたてば消えて無くなるはずだった

しかし、林田はそうはさせなかった

罪悪感を握らせておいた方が何かと融通が利くだろうとでも思ったのであろうか、

奴は罪悪感を風化させないように巧みな圧を、絶妙なタイミングで誰にも気づかれない様にかけ続けてきた

決して下手は打たず、一分の隙も無い

人の感情を自在できる怪物、林田守…


やがて俺の中にはゼルダのデータを消してしまったという原因は風化し、漠然とした罪悪感だけが残った

一生消えることの無いであろう亡霊の様な罪悪感が



■次回予告


まずい~、なんか思いの外長くなってしまったので思い切って三部構成にして連続リリースにします
そんでもって第二部はブラームス結成までの話をチョビヒゲ君にしてもらいます


次回、グルーヴ探偵ろな~眠れる森編~ 第十二傷 ② 

「ザ・ブラームスのドラマー、チョビヒゲ 普段は新堀ギターで講師やってます - 第二部」

にご期待!的な・・・









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Theme:自作連載小説 | Genre:小説・文学 |
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no subject

まいど面白いね~
定着しなかったけど、小学校の時にガリガリなのに「ダンプ松本」っていわれて泣いたことがありました。
- | モス子 | URL | 2010.06.13(Sun) 23:49:15 | [EDIT] | top↑ |

no subject

なんでダンプなんだよ~

やっぱ子供はインモラルで残酷だよな

ちなみにうちの小学校にもダンプってあだ名の女子居たけどそいつはデブだったから定着したよ

ちなみに三部構成で執筆済みなので、明日もリリースするよ~
- | ろな | URL | 2010.06.14(Mon) 00:03:07 | [EDIT] | top↑ |

no subject

さーせん...あの時うっかり「ヤルキさん」と
呼んでしまったばっかりに...
しかもしつこく呼び続けてしまって...
もういまやすっかり...
- | バニー鈴木 | URL | 2010.06.14(Mon) 04:33:29 | [EDIT] | top↑ |

no subject

もういい加減、馴れました(笑)
むしろ、あの界隈では「ヤルキ」以外で呼ばれたくないですね。
呼び名が複数あると面倒なんで
- | ろな | URL | 2010.06.14(Mon) 13:32:34 | [EDIT] | top↑ |

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